「JRDB鈴木永人・Nさんの日記」～８月１・２日を振り返って～

「JRDB鈴木永人・Nさんの日記」

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菊池：JRDB鈴木永人さんによる競馬日記です。今週もよろしくお願いします。

鈴木：はい、よろしく。

菊池：さて、先週末は３場ともに開幕週ということもあって、速い時計が出ましたね。

鈴木：そうだね。

菊池：特に目立ったのは札幌じゃないでしょうか。
　　　日曜札幌10Rの道新スポーツ賞（３歳上1000万下・牝馬限定）では、
　　　良いメンバーが揃ったこともあってレコードが出ました。

鈴木：今年はエアレーションをしたので「それなら時計掛かるだろ」と思ったら違った。
　　　洋芝の生育状態がそれだけいいということなんだろうね。

菊池：新潟の芝はいつもどおりといったところでしょうか。

鈴木：まあ時計は普通に速いという感じでしょ。
　　　ただ結構差しが決まっていて新馬戦を除いたら
　　　芝で逃げ切り勝ちは無かったんじゃないの？

菊池：そうそう。

鈴木：走っている馬は新潟らしい馬ばかりだけど、後出しジャンケンみたいな競馬だと思う。

菊池：小倉の佐世保Sはペースが落ち着いたこともありますが、
　　　例年に比べると大人しめのタイムでしたね。

鈴木：一昨年だっけ？２歳未勝利戦の芝1200ｍで
　　　1分７秒台が出てしまうような超高速馬場。

菊池：そうです、２年前。
　　　開幕週の土曜日・１R２歳未勝利戦で、いきなり１分８秒２が出て、
　　　「ハァ！？」と思ったら日曜日の１Rは１分７秒８…(笑)。

鈴木：今年は500万で８秒台前半だから、時計が掛かってる部類かもね。
　　　だから先行馬は勝つけれど２着には差し馬が結構台頭してた。
　　　行った行ったの競馬はないので、馬券的にはちゃんと合わせていかないと当たらない。

菊池：簡単な前残りはなかったですね。

鈴木：ただ今後、踏まれて馬場が硬くなってきたら時計が速くなる可能性はあるかもね。

菊池：その心構えは持っておいたほうが良さそうですね。

■：『ストックホース』のページ

～パドックから見た、今後条件付きで狙える馬～
菊池：週ごとに、鈴木さんがパドックで見た馬の中で、
　　　今後条件が合えば活躍できそうな馬。
　　　まずは、ここから聞いていきましょう。 

鈴木：現地で見てきたというのもあるけれど、今週は新潟３頭。他場から２頭です。

◆「コスモアルコン」（美浦・高橋祥泰厩舎）
　【土曜・新潟５R ２歳新馬・３着】

菊池：芝1400ｍの新馬戦でしたね。今回のパドックでの状態からお願いします。

鈴木：トモがしっかり発達していて完成度が高い馬。

菊池：今回の敗因は、どのあたりでしょう？

鈴木：馬なりで先行できるスピードは見せたけど追ってからが淡白だった。
　　　今回はペースが速かったのも響いた感じ。

菊池：マツリダゴッホ産駒らしさでもありますね。次走はもう一度新潟で狙いましょうか。

鈴木：いわゆる瞬発力はない馬なので、芝なら1200ｍを一度試したいね。
　　　中山でもいいし。
　　　それでも決め手負けするのならダートの1400ｍ以下ということになると思う。
　　　奥はないと思うので早い時期に一勝を決めてしまいたい馬。

菊池：では、早期狙い扱いとして、様子を見ながらのストックホースとしましょう。