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【コメント】トランジスタ3個でトランシーバーを作ることはできるのか?

2016/07/19 06:00 投稿

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 JR8DAG/M.Kannoです。

 2016年2月25日にニコニコ動画にアップした「トランジスタ3個でトランシーバーを作ることはできるのか?」についてのコメントです。

 実のところ、本作品についてはニコニコ動画に概要動画をアップロードするまでは、ほとんど放置されていた状態でした。
 今回、約20年ぶりに作品の状態を確かめてみました。その結果は以下の通りでした。本作品の製作はどちらも1990年です。

・工作技術に関しては、はんだ付け、配線、ケース加工などはそれなりに行われている感じでした。製作当時は大学生だったと思いますが、工作技術に関しては、ある程度のレベルに達していたようです。
・受信はクリスタルイヤフォンで聞きます。クリスタルイヤフォン自体が20年以上たっていますが、とりあえず受信はできました。ただ、メーカー機のRS59+の信号でやっとまともな音になるレベルで、受信感度はかなり厳しいようです。
・送信のマイクは7cmのスピーカをマイクに利用しています。変調は自作品コンテスト出品作品(写真左)の方しかかかりませんでした。FCZ3石トランシーバーコンテストに参加した作品は変調がかからないので、今後チェックしたいと思います。
・で、変調ですが、とてもじゃないがまともな音とは言えず、出力以前にこの変調の悪さが交信を困難にしている感じがします。本作品で3,4エリアと交信していますが、今にして思うとよく交信できたなとも思いますが、執念も相当にあったのかなと思います。
・全般的な性能としては、受信はともかく、送信の音質が使い続けるにはあまりもひどかったので、その後使おうと気にならなかったものと思います。


 3石トランシーバーの外観(左:自作品コンテスト出品、右:FCZ3石トランシーバーコンテスト出品)


 3石トランシーバーの内部(左:自作品コンテスト出品、右:FCZ3石トランシーバーコンテスト出品)

 とりあえず、現在の視点で回路などを見直してみようかと思っています。再度、保証認定制度を利用して免許を受け運用できる状態に持っていきたいと考えています。

 本作品は、依頼されてCQ誌に記事を書いたところ(1991年1月号に掲載)、10件ほど質問がきて驚きました。中野自作研究会も本作品を参考にDSBトランシーバーを設計していますが、オリジナルのままでは要求する性能を得られず、改良の過程でいろいろと試行錯誤したようです。
 本作品は性能的な課題は多かったのですが、記事に対する反応や本作品をもとにして新たな作品が作られたという点では、いろいろと反響の多かった作品だったなと思っています。

 JR8DAG/菅野 正人

(2016.07.24追記)
・自作品コンテスト参加作品の出力を確認してみると、出力は10mW以上が出ていました。変調はそれなりにかかっていますが、低音が強調されすぎて聞きづらい感じでしたので、この辺は修正した方が良いかなという感じです。
・回路は同一と思っていたのですが、自作品コンテスト出品作にはT型同調フィルタが入っていたのに対し、FCZ3石トランシーバー参加作品にはT型同調フィルタが入っていないという違いがありました。自作品コンテスト出品作の方をあとに製作しているので、いくつか修正していたようです。

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