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文体練習『村上春樹氏、ノーベル文学賞逃す』

2015/10/09 22:12 投稿

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・・・まず大喜利。(いきなり?)


Q、「こいつむかつくなぁ、って思う店員の態度は?」


A、「いらっしゃいませ、こんにちわぁ~ん。ここで食べていかれます? 犬みたいに。


ね(?)。


というわけで、今日は「村上春樹氏がノーベル賞を逃した」というニュースで「文体練習」をしてみましょう。


文体練習」とは、一つの出来事を、ヴァリエーション豊かに「変えていく」技法のことです。


では、お楽しみ下さい。



1・「メモ」(基本)

有力候補と見られていた、作家の村上春樹氏が、ノーベル賞を逃した。

東京・杉並にあるカフェ「6次元」に集まった熱心なファンたちは、その知らせを聴き、落胆のため息をついた。



2・「遡行(終りから始まりへ語ること)」

「なんてことだ」と、ある男は頭を抱えてため息をついた。

その男がいる場所は、東京・杉並にあるカフェ「6次元」であった。

そのカフェは、作家・村上春樹氏の熱心なファンが集うところであった。

男は悲しんだ。

いや、男だけでなく、そのカフェにいるファン皆が悲しんだ。

なぜなら、有力候補と見られていた、作家・村上春樹がノーベル賞を逃したからだ。



3・「同一語の連続使用」

有力候補と見られていた、『納税義務者』村上春樹氏が、ノーベル賞を逃した。

東京・杉並にあるカフェ「6次元」に集まった熱心な『納税義務者』たちは、その知らせを聴き、落胆のため息をついた。



4・「尋問」

――君は、村上春樹氏が落選することを、事前に知っていたのかね?

――いいえ、知りませんでした。

ー君は賞発表のとき、どこで、なにをしていたんだね?

――私は、杉並にあるカフェ「6次元」にいました。

――どんな雰囲気だったかね?

――いやそりゃもう、今年こそは取るだろう、と思っていたんで、カフェにいる皆がドキドキしながら発表の瞬間を待っていましたよ。

――結果、ノーベル賞を取らなかったね。その落選決定の瞬間、その場の雰囲気はどんなものだったのかね?

――それはもう、みんな落胆していました。



4・「漢文調」

世界的有名作家

村上春樹氏世界的有名賞待望論

結果落選決定 信者共落胆



5・「手紙文」

拝啓。

季節も秋になり、過ごしやすい季節となって参りましたが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、昨日私の身に、なかなか「秋らしい事件」が起こりましたゆえ、以下に記させて頂きたく思います。

貴殿もご存知かと思われますが、かの国民作家・村上春樹氏が、ノーベル賞を逃してしまったのです。

その一報を聞き、村上春樹のファンたち、所謂ハルキストたちも、東京は杉山にあります、カフェ「6次元」にて、落胆の声をあげたそうです。

こうして考えてみると、この季節は、「読書の秋」ではなく、「春樹の秋」と名づけた方がより適切かと存じますが、いかがでしょうか?

では、お体にお気をつけて。

頓首。



6・「擬音語」

・・・ドキドキ、ドキドキ、・・・・・・あーっ! ちぇっ。。…ムカムカ、グビグビ。


7・「新刊のご案内」

 かの国民的作家の待望の新作!

 ある国民作家がノーベル賞に落選したときの、ファンたちの落胆ぶりを描写した、見事な短編小説になっております。

 この新作「村上春樹、ノーベル賞ならず」(税込1500円)は、○月×、発売予定となっております。


・・・とまぁ、こういう感じですよね。

余談ですけど、この「文体練習」を活用している芸術家は結構いて、その筆頭がラーメンズ(小林賢太郎氏)ですよね。

日替わりラーメンズ』(youtubeにある)とか、もろコント版の「文体練習」だからね。

だから、皆さんも日常で、文体練習を使って、遊んでみてください。

それじゃ。


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