ジェットユートの日常ララバイ

久々にデパ地下に行って感じた人間らしさ。

2019/03/03 20:53 投稿

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よお兄弟!Jetyuto(ジェットユート)です。

 日本の商売形態は高度経済成長期に、商店街の時代からデパートの時代へと変化しました。現在では、デパートの時代が終わり、コンビニやスーパーの時代になったとききます。しかし僕はなんでもAmazonで買っちゃうので、ネットショッピングの時代に突入しはじめたとも言えるかもしれません。ともあれ、今回は久々にデパートに行ってきたというお話です。

 「シャッター通り」という言葉は、すっかり客の来なくなったさびれた商店街を指す言葉ですが、その一方で続々とデパートも閉店を余儀なくされているようで、僕の地元の某巨大デパートも例によってもうすぐ閉店するということでした。そのニュースを聞いてなんだか悲しい気持ちになりましたが、そういえばそんなにそのデパート利用してないなぁ、というのが本当のところです。本気でいろいろと思い出そうとしてみたんですが、そこに入ってる家電屋さんで初めて実況用のキャプチャーボードを買ったくらいしか思い出がありませんでした。とにかくデパートって全然利用してこなかったのですが、その証拠に、と言わんばかりにタンスの中に5000円分の商品券があることをついでに思い出しました。あ、これは至急買い物しなければもったいない、と思ったので数年ぶりにデパートで買い物してきました。

 そのデパートには車で行きました。初めて車で行くので戸惑いましたが、けだるそうなおじさん警備員が2人いて、温かいお茶をほくほく飲みながら誘導してくれたのでなんとか迷わず駐車場まで行けました。駐車場はどんどん上っていくタイプの駐車場で、各階層にはそれぞれ動物の絵が貼られてあり、例えば3階はうさぎさん、のように自分がどこの階に駐車したのか覚えやすいような工夫がしてありました。昔はかなり混んでいたようなので、少しでも待ち時間を楽しくしようという思いもあったのかもしれませんね。

 さて5000円分の商品券というとかなりの金額でして、一体どうしようかと思いましたが、とりあえず数冊本を買うことにしました。(その本の感想についてはまた後日お話ししましょう。)さて、本を買いまして、どこに行こうかしらん、と何も考えずエスカレーターをうぃんうぃん下っていると、いい匂いがしてきました。そういえばここのデパ地下はいつ来てもおいしそうなものが売られてあるけれど、なにも買ったことがないなぁ、よし、今日は買うぞ!と決意して、地下まで下りてきました。しかしいざ食べ物を買うぞ!と思っても何を買えばいいのか分からないのが僕みたいな貧乏人の特徴です。普段であれば、もう選べない!と半分発狂しながら何も買わずに帰ってしまうという、とても経済的な思考をしているのですが、今回ばかりは商品券を使い切らなくてはならないという使命があったので余計に悩みました。絶対に損な使い方をしてはいけないと思っていたので、目をギラギラさせながらいろいろ吟味しているとおいしそうな漬物屋さんがありました。何を隠そうこのJetyutoは大の漬物好きなのです。漬物屋さんをみると見境なしに立ち寄って、すべての試食を食べてしまうという奇人なので、例にもれず試食のらっきょう漬けを食べていると店員のおじいさんに話しかけられました。

「そのらっきょうはよく浸かっていておいしいでしょう。」「ええ、とてもおいしいです。」「このきゅうりも食べてみてください、うまいですから。」「ありがとうございます(ボリボリ)、実は僕はきゅうりの漬物を探してたんですよ。」「だったら、向こうのきゅうりのキムチもいいですよ、キムチとは書いてますけど、あっさりしていてとても甘いんです。」「ええ、そうなんですか。では、それをひとつください。」

・・・と、もう買う決意をしてしまいました。ちょろいぞ俺。でも、僕がいいなと思ったのは、こういう風に店員さんと会話をしながら買い物ができたことです。そこで働いている人は自分で漬物を漬けて、袋に用意し、よくできたものはこれはいいなあと思いながらお客さんについつい声をかけておすすめしてしまう。声を掛けられたほうも、そこまで言うんならじゃあ、と気持ちが動いてしまうこの感じがとても人間臭くて、最近味わっていなかった感覚だなあと思いました。そのあとおじいさんはせっかくだから食べてみて決めてください、とこれから買うきゅうりのキムチを半分に切ったものをまるごと試食させてくれて上に、すこしだけおまけしてくれました。

 親切にありがとうございます、とお店を後にして、なんとも言いようのない幸福感にホクホクしながら帰路につきましたが、あとでふと、我に返りました。もし商店街がなくなったように、デパートもなくなってしまえば、こういう風に人柄あふれるお店はなくなってしまうのではないでしょうか。だって、コンビニやスーパーの店員さんと客の関係はあくまでも店員さんと客でしかないじゃないですか。ネットショッピングはもっと最悪です。誰とも面と向かって会話をしないので、好きなものを好きなだけ、好きなタイミングで注文することができます。少し気に入らない点があっても、顔を合わせなくていいので気楽に言いたいことを言うことができます。どんどん人間らしい戸惑いや躊躇などの感情が欠落していき、いずれはコールセンターにも完全に人はいなくなり、すべてロボットが応対をすることになっていくでしょう。そうすると、物を売るという最も人間らしい営みのひとつが完全にロボットの手に落ちてしまうのです。これはロボットの地球侵略における恐るべき大きな一歩ではないでしょうか。。。笑。

 ともかく、少なくとも僕はその漬物屋さんで、あくまで店員さんと客という関係
でありながらも、ひとりの人間としてその場にいることができたと思います。それはとても気持ちいいものでした。このように人間らしい気持ちを大切にしたいなあと思うことのできた素晴らしい一日だったと思います。あ、そういえば明日Amazonで注文してたゲームが来るので、また。




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