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映画評価シリーズ:ターミネーター2

2015/07/13 00:45 投稿

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シリーズ第二作目の評価が一作目を超えるというのは中々無い。
比較されるのが当然の二作目がどうやって違う色を出しつつ前作を超えるか。
それを成し遂げたのが本作だと自分は思っている。

本作は1991年に公開された「ターミネーター」の続編映画。
制作費は当時の日本円にして140億円ほど。
配給はトライスター・ピクチャーズ/東宝東和で、
興行成績は世界規模で約5億ドル強となっている。
主演は前作に引き続きアーノルド・シュワルツェネッガーを起用している。

前作は金属骨格を内部に持つターミネーターが息をつかせない追跡劇を見せつけた。
では本作はどうなったか。前作の悪役がヒーローになるという逆転の発想だった。
前例がないわけではないが、あそこまで徹底的にサラ・コナーを追いかけたキャラが
あんな風に変貌を遂げるとは当時の人も思っていなかったはず。

キャラについては時間経過でサラ・コナーの子供のジョン・コナーが登場したりと、
前作で提示されていた未来世界の重要人物が出てきたのが分かりやすい。
特にサラ・コナーは未来世界の危機を皆に伝えたが理解されず、
精神異常者として病棟に入れられるも危機に備えてトレーニングする姿は
ソルジャーそのものだった。

そしてシュワちゃん演じるT-800ことターミネーター。
前作と同じく未来からやってきたが、前作に比べてスタイリッシュな演出で
ヒーローキャラを肉付けしていた。
特に挿入歌の「Bad to the born」は忘れられないほど場面に合っていた。

敵役のT-1000は、SFらしいさを感じさせる液体金属ターミネーター。
劇中で簡単に警官に変装したり、手や足を鋭い金属に変形させたりと、
応用性の高さを見せつけたクリテイティブな敵キャラだったと言える。

個人的には劇中内でのアクションシーンがとても魅力的だった。
T-1000が自分の体を変形させて攻撃する一方で、
現代的な武器を駆使して撃退するT-800の対決図は、
未来vs現代の図を描いているように思えた。
そしてCG技術が実用的になってきた時代とはいえ、
実際に爆薬を使った特撮シーンは迫力満点。
カーチェイスシーンも追走劇を演出するために爆発をたくさん盛り込んだ。

また本作は名言である「Hasta la vista, baby」が生まれた作品でもある。
ベテラン映画字幕翻訳家の戸田奈津子氏の「地獄で会おうぜ、ベイビー」が日本では
浸透しているかと思う。
ニュアンス的には、「さっさと失せろ、ベイビー」と訳ている方が近いらしいが。
確か偽物語の阿良々木火憐がこのセリフを言っているシーンがあるそうだが、
それは皆さんで見つけてください。

総合すると、これは万人が傑作と認めるであろう作品であると端的に言える。
T-800はカッコイイし、シナリオもSFらしさとフィルムノワールが織り交ぜられている。
名シーンが生まれる理由も体験できる。
映画館で1800円を払う価値があると言える作品だと思う。

総評:
文句なしの映画史上に残る最高傑作SF作品。
シュワルツネッガーがA級スターに上り詰めた出世作であるが、
それ以上にターミネーターというキャラクターが格好良く昇華した映画である。
有名な映画評論家のジョー・ボブのセリフを使いたくなるほど良い映画。
「4ツ星だ!見とけ!」

評価:9.3/10点

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