備忘録

「戦列札」という私が考案した新しいトランプゲーム

2021/02/17 21:30 投稿

コメント:8

  • タグ:
  • 自作ゲーム
  • トランプ
  • カードゲーム
  • ボードゲーム
  • アナログゲーム
  • ボドゲ
  • ウォー・シミュレーションゲーム
  • ターン制ストラテジー
  • ストラテジーゲーム
  • オリジナルゲーム
今回は私が考案した新しいトランプのゲームについて紹介します。

昔、射程や陣形の概念があるカードゲームを作れないかと考えていたものを最近思い出して、ルールを整理してトランプゲームにまとめた次第です。

そのゲームは「戦列札」という名前で、二人で遊ぶゲームです。トランプで戦列を作り、お互いの戦列を戦わせます。




それぞれのトランプに射程の概念があり、
それを考慮した上で陣形を作っていくという部分に特徴があります。







ジョーカー2枚を含めた54枚(要するに全部のトランプ)を使って遊びます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
では実際にプレイの流れを紹介します。


まずはトランプを
赤のスート+ジョーカー1枚
黒のスート+ジョーカー1枚
に分けます。


赤い組が一人のプレイヤーの所有する山札、
黒い組がもう一人のプレイヤーの所有する山札になります。




トランプの組を受け取ったプレイヤーはよくシャッフルして山札にして場に置きます。


この山札が先に無くなった方が負けです。


では、じゃんけんで先攻後攻を決めてください。


このゲームでは


じゃんけん

|   ┌ーーーーーーーー┐
|   ↓        |
先攻攻撃フェイズ    |
↓   ↓        |
先攻ドローフェイズ    |
    ↓        |
先攻配置フェイズ     |
    ↓        |
後攻攻撃フェイズ     |
    ↓        |
後攻ドローフェイズ    |
    ↓        |
後攻配置フェイズ     |
    ↓        |
    └ーーーーーーーー┘



といった具合にゲームが進行していきます。


ジャンケンし終わったので次は先攻ドローフェイズです。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
先攻ドローフェイズ

先攻は自分の山札の上から3枚引いて手札に加えてください。





引き終わったら先攻配置フェイズに移行します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
先攻配置フェイズ

先攻は自分の手札を場に配置することが出来ます。
(配置されたカードの事を場札と呼びます。)





配置の仕方は後述します。
終わったら後攻に手番を回します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後攻攻撃フェイズ


後攻の場札が攻撃を行うフェイズですが、ゲーム開始直後で後攻の場札が無いので、何も起きません。後攻ドローフェイズに移行します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後攻ドローフェイズ


後攻は自分の山札から6枚カードを引いて手札に加えます。





このゲームは3枚ずつカードを引いていくゲームですが、
後攻は初回だけ6枚引けます。
これ以降はずっと3枚づつ引きます。
(この”後攻初回だけ6枚ルール”が無いと、先攻が圧倒的有利になってしまうのです。)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後攻配置フェイズ


後攻はトランプを配置できます。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
先攻攻撃フェイズ
先攻に手番が戻ってきました。
先攻の場札がオートで攻撃を開始します。


攻撃の流れは、戦列の配置と場札の射程によって決定されます。


戦列
戦列とは、敵の山札からの距離が等しい場札で構成された列の事です。

例えばこんな配置だとしたら



この横に並んだ場札の組が戦列です。
敵に向かって横に並んでる場札は同じ戦列の場札という事です。
そしてその戦列が縦に何本か並んで陣形を作っているわけです。


射程
射程はその場札の攻撃できる範囲の事です。
その場札に書いてある数字がその場札の射程です。


エースであれば射程1


キングなら射程13

この射程の数字分、戦列を飛び越えて攻撃します。



では実際に攻撃フェイズの流れを見てみましょう。



攻撃側のトランプ一枚一枚が順々に敵の戦列を攻撃していきます。
最も後ろ(敵と逆の方向)の戦列から攻撃を開始します。


同じ列であれば、射程の大きい場札から攻撃を開始します。
この場合ダイヤの4です。



ダイヤの4は射程4です。4つ離れた戦列に攻撃します。
(攻撃しないという選択は取れません。全て自動で攻撃を行います。)



射程4という事は4つ離れた戦列だけに攻撃できるという事です。
1~4列のどれかに攻撃できるというわけではありません。

例えば場札の数字が大きすぎて敵の全戦列を飛び越えてたり、小さすぎて攻撃先が味方の戦列になっている場札は攻撃ができません。



(つまり数の大きいカードは使いづらい雑魚カード。)


そして防御側は、攻撃された列のどの場札が攻撃を受けるか選択出来ます。


攻撃されたカードはそのままゲームから排除されます。


これでダイヤの4の攻撃は終わり。

次はハートの3の攻撃です。






射程3の列には山札しかありません。
山札を攻撃します。




山札は攻撃されたら上から一枚めくり



表にして(両者共に何のカードだったか分かるようにして)、捨て札としてゲームから排除されます。

(余談ですがこの捨て札の山は先攻と後攻で分けたほうがいいです。赤と黒が混じると次のプレイがかなり面倒くさくなります。)


ちなみにこの時3以下の数字及びジョーカーが出た場合は、


そのカードは破壊されず、防御側の手札に加わります。
(攻撃側の圧倒的有利を打ち消すためのルールです。このルールが無いと勝負が一方的になりやすい。)

ハートの3の攻撃終わり。



最後にハートの2の攻撃







♠2が排除されて、防御側の2列目が消滅しました。
すると・・・




このように後ろの全戦列は前に向かって詰まります。
”何もない戦列”というのはこのゲームにはどのタイミングでも存在しないわけです。

これによって、黒側の最後列までの距離が変化しました。

この様に、ある場札の攻撃で戦列が消滅した後では、その後の場札の攻撃で攻撃する予定だった戦列までの射程が変化して、別の戦列に攻撃を加えることになったり攻撃できなくなったりする訳です。
攻撃の順番は決まっている訳ですから、そのことも勘定に入れて配置しなくてはなりません。

ちなみに先攻の最前列と後攻の最前列は常に接しています。
最前列が消滅したら、後ろの戦列全てが一列前に出て敵と密接します。


先攻の全場札が攻撃を終えたので先攻ドローフェイズへ移行します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
先攻ドローフェイズ

一周回って戻ってきました。
3枚引きます。





ジョーカーを引きました。
ジョーカーは配置の時に、好きな射程として配置出来ます。
配置の時に射程を宣言して、以降ゲーム終了までその射程は変化しません。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
先攻配置フェイズ
ここで配置のルールを説明します。

配置は、手札から
既に存在する戦列にカードを加えるか、





自分の全戦列の前または後ろに新たに戦列を加える様にカードを配置できます。





(最前列の前に配置したらそこが新たな最前列となります。)

追加出来る場札の数や戦列の数に制限は一切ありません。
前にも後ろにもいくらでも戦列は追加できますし、いくらでも横に長い戦列も作れます。
しかし、自分の戦列と戦列の間に新たに戦列を挿入するような置き方は出来ません。
また過去の配置フェイズで配置した場札を配置し直す事は出来ません。

配置は一枚づつ配置していきますのでこのように1ターンでグーンと戦列数を増やしたり





この様に1枚づつ全然別の所に配置したり



また、配置ターンであっても、「配置しないで手札として持っておく」という選択も出来ますので、
全く配置しない
1枚だけ配置する
2枚配置する
といった判断も出来ます。

配置の時に配置する枚数に制限はありませんので、ひたすら手札を貯めて一気に配置して攻勢に出るといったこともできます。

ただし山札のある戦列には場札を追加することはできません。
山札のある戦列は山札オンリーなわけです。
ですから一番最初のターンでは

この状況はつまり、先攻も後攻も戦列が山札の戦列1本しかない状態で、その互いの戦列が接している状況な訳ですが、

この様に山札の前または後もしくはその両方に配置することしか出来ないわけです。




さて、配置フェイズは直後に敵の攻撃フェイズが来ますから、まずは防御を考えなければなりません。


この場合、♣4で最後列を攻撃され、♠3で山札を攻撃されますが、怖いのはこちらの攻撃出来る場札が攻撃されることですので、最後列に盾となる♥Qを追加し、次の攻撃のために射程4を宣言したジョーカーを最後列に追加し、のこり1枚は手札として取っておくのが無難です。


これでターン終了を宣言して相手の攻撃フェイズに移ります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後攻攻撃フェイズ






最後列が攻撃され


♥Qが盾になり


山札が攻撃され





山札から引いた♦5が犠牲になりました。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この様にフェイズを回していき、山札を攻撃されたり、山札からドローしたときに山札が無くなれば(ドローフェイズには必ず3枚ドローしないといけません。)その時にゲーム終了で、山札が先に無くなった方の負けです。

実際にこのゲームをプレイしてみると、序盤で盾にしていた山札を終盤で必死に守ったり、戦列を増やす為だけに置かれた射程の大きい雑魚カードが終盤で生きてきたり、射程の大きいカードを生かすために戦列を増やしていったら敵の大きな射程のカードの攻撃も当たりやすくなって攻撃されやすくなったり、引きの悪いプレイヤーがひたすら配置せずに堪え、一気に同じ列に全カードを配置して攻撃に出たりと起伏にとんだ展開があってなかなか面白いです。

興味がありましたら是非一度プレイしてみて下さい。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
要望がありましたのでルールをまとめます。

・全カードを黒スート+ジョーカー1枚 と 赤スート+ジョーカー1枚 に分け、それぞれのプレイヤーが所有。
よくシャッフルして山札にして場に置く。
(この時、お互い山札の戦列一つの状態。互いの山札戦列が接している状態)

・この自分の山札が先に消滅した方の負け。

・先攻後攻を決め、以降

先攻後攻決め

|   ┌ーーーーーーーー┐
|   ↓        |
先攻攻撃フェイズ    |
↓   ↓        |
先攻ドローフェイズ    |
    ↓        |
先攻配置フェイズ     |
    ↓        |
後攻攻撃フェイズ     |
    ↓        |
後攻ドローフェイズ    |
    ↓        |
後攻配置フェイズ     |
    ↓        |
    └ーーーーーーーー┘

というフェイズ順でゲームを進行する。


★ドローフェイズ

・ドローフェイズの者は自分の山札からカードを3枚必ず引く。
・後攻は初回だけ6枚引くことが出来る。(3~6枚引く)。


★配置フェイズ

・配置フェイズの者は自分の手札から0~自分の手札数枚、場札を配置できる。
・配置は、既にある自分の戦列に新たに場札を加えるか、
自分の最後列の更に後ろに戦列を追加するように配置するか、
自分の最前列の更に前に戦列を追加する(自分の最前列と相手の最前列の間に戦列を挿入する)ように配置する。
・山札のある戦列に場札を配置することは出来ない。
・空白の戦列を作ることは出来ない。
・ジョーカーを配置するときは数を宣言し、以降ゲーム終了時までそのジョーカーはその数の場札として扱う。
・一枚一枚配置していくが、ターン終了を宣言するまでは、そのターン内で配置したカードは、配置し直したり、手札に戻したりして良い。(配置しながら考えても良いという事。ただし、敵に自分の手札を知られるリスクは承知する事。)
(過去のターンで配置したカードを配置し直して良い訳ではない)


★攻撃フェイズ

・攻撃フェイズでは場札の攻撃は全て自動で行われる。プレイヤーの意思が介在出来るのは防御側のみ。
・攻撃側の最後列から、同じ戦列なら射程の長い順から敵の戦列を必ず攻撃する。
・攻撃は、場札に書かれた数字の分、味方及び敵の戦列を飛び越えて攻撃する。
・防御側は攻撃された戦列から、犠牲になる場札を選べる。
・山札を攻撃された場合、上から一枚引いて両者に見えるように表にして捨て札として捨てる。
・山札から引いたのがジョーカーもしくはエース、2、3であった場合は、その山札から引いたジョーカーもしくはエース、2、3のカードは防御側の手札に加わる。
・攻撃で戦列が消滅した場合、直後の戦列すべてが前にせりあがって空白の戦列を埋め、それから次の攻撃側の場札の攻撃に移る。


・空白の戦列はどのタイミングでも存在しない。
(先攻の最前列と後攻の最前列の接してる線に向かって常に全戦列がギュウギュウ押し詰めているイメージ)

コメント

矢追鈍一
No.6 (2021/02/19 18:38)
ニコニコニュースで目を引いたので拝見しました。
新しい遊びを考案するとは素晴らしい。
動画化を期待してしまう内容です。
風野妖一郎
No.7 (2021/02/23 02:48)
>>5
箇条書きありがとうございます!
自分でドローして山札が無くなっても負けというのは少し悲しいですね。ルールでなんとかならないのでしょうか?とはいえ補給物資を食いつくして撤退、なんてことも実際にあったのでこっちの方がリアルではあるのですがw

気が早いかも知れませんが今の内に英語でのゲーム名を決めておいた方がいいでしょう。「LINE CARD」は既にIT系で使われているので「CARD OF LINES」もしくは戦列の英語そのままで「LINES OF BATTLE」「BATTLE LINE」ですかね

ちなみに私もニコニコニュースから来ました。
化身バレッタ (著者)
No.8 (2021/02/23 14:19)
>>7
返信ありがとうございます。
山札からドローで負けは結構盛り上がりまよ!大体2ターン前くらいには山札の少なさから感づいてあれこれ回避しようとあぐねるのがなかなか面白いです。場札が充実してかなり有利に見えた側が山札が極端に少なくて急に焦りだしたりします。
英語にするならLine Infantry(戦列歩兵)ですかね
元々戦列歩兵から戦列札という名前を付けたので。
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事