オンナのウラガワ ~名器大作戦~
第83回 人生の秋を生きる女達のウラガワ【2】
◆もくじ◆
・人生の秋を生きる女達のウラガワ【2】
・最近の志麻子さん
11/14(土)「LOFT MUSIC & CULTURE FESTIVAL」に出演
「有吉反省会」の収録がありました
カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中
・著者プロフィール
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人生の秋を生きる女たち。
わずかに苦いものも混ざる、そんな季節。
そのような岩井さんと同世代の女たちが抱える、一筋縄ではいかない生き様を今月はお届け。
アジアの某国で、日本人駐在員向けのクラブを経営している美麗ママ。はっちゃけたい奥様達も少なくないようで……。そして、ある駐在員夫人と、店をクビになったホステスから岩井さんが聞いたのは。
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2014年11月「「そんなプロもありか」な人達のウラガワ」
12月「「殺人者」たちから聞いたウラガワ」
2015年1月「「大人の冬休みの日記」なウラガワ」
2月「「大人の冬休みの日記のつづき」なウラガワ」
3月「ベトナム愛人との旧正月のウラガワ」
4月「春の喜怒哀楽のウラガワ」
5月「韓国人夫の失踪届けを出したら……のウラガワ」
6月「ホラー作家まわりの怪異のウラガワ」
7月「異国の夏休みのウラガワ」
8月「そろそろ怖い目に遭う予感のウラガワ」
9月「秋風に謎めく過去のウラガワ」
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2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ/ソウルの新愛人のウラガワ/風俗嬢の順位競争のウラガワ/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ/「大人の夏休みの日記」なウラガワ/その道のプロな男たちのウラガワ
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秋も深まったなぁと思ったとき、こういう感じ方は秋だけだな、とも気づいた。たとえば夏は盛んになるだけで、深まる感じはしない。
そうして自分も、女としては春は遥かに遠ざかり、夏もかなり前に過ぎてしまい、深まるばかりの秋を生きていると気づく。
周りを見回せば、同い年くらいの女達にも「いろいろ深まってますね、お互いに」と微笑んでしまう。わずかに、苦いものも混ぜながら。
昔は、女友達は友達でありながら競争相手や敵にもなり得たが。今ではみな戦友よ。
そんな今月は、深まる女の秋、といった雰囲気でまとめてみたい。
──美麗ママは、私よりちょっとだけお姉さんだ。そうして私がよく行くアジアの某国で、日本人駐在員向けのクラブを経営している。
いろいろな仕切り役、調整役なども任され、日本人社会で彼女を知らない人はモグリだとまでいわれている。もちろん、現地の人達からも一目置かれている。
そこに至るまでには、主に現地の人達とのさまざまな軋轢、様々な苦闘の歴史があったというが、それを乗り越えてきた今現在はもっぱら、
「若くない日本女。そこんとこだけは、自分と同じカテゴリーの人達ね。彼女らに困らされてるんだわ~」
とのこと。現地には日本人駐在員の奥様達がたくさんいて、もちろん真面目な良妻賢母も多いが、異国で弾けたい、はっちゃけたい奥様達も少なくないんだとか。
「うちを狩場、漁場にする奥さんが困りもんなの」
美麗ママの店は、わりと金と地位のある日本人駐在員の社交場、溜まり場ともなっている。そんな彼らを狙う女達も、来るんだそうだ。
「うちに男漁りに来る彼女達の旦那も、駐在員なのよ。うちの店には彼女らの旦那は来ないとはいえ、狭い日本人社会よ。どこに知り合いがいるかわからないのにねぇ」
なんでもっと安全に遊べる場に行かないんでしょうか、と聞いたら、
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