オンナのウラガワ ~名器大作戦~
第77回 そろそろ怖い目に遭う予感のウラガワ【2】


◆もくじ◆

そろそろ怖い目に遭う予感のウラガワ【2】

・最近の志麻子さん
 明日! 8/16(日)「地下アイドルLIVE@ニコファーレ 「アイドル×怪談」戦慄の生放送」出演
 こちらも明日! 8/16(日)ふかわりょうさん主催ライブイベントに出演
 8/23(日)『TV Bros.』関連イベント「フェスボルタ アジア」出演 
 カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
 MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

・著者プロフィール

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ホラー大賞でデビューした岩井さんは、夏はやっぱり繁忙期となる。
そんななか今年の夏は、そろそろ自分も本当に怖い目に遭うんじゃないかと思わされる出来事も多くて……。

事件系の仕事が多い記者から聞いた虚言症の人が使う言い訳と、岩井さん自身の経験から気づいたこと、怪談番組の収録で女優が話した、番組では使われない生霊話……。夏の身近な(?)ホラー話を今月はお届け。

バックナンバーはこちらから↓
http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

2014年11月「「そんなプロもありか」な人達のウラガワ
12月「「殺人者」たちから聞いたウラガワ
2015年1月「
「大人の冬休みの日記」なウラガワ
2月「「大人の冬休みの日記のつづき」なウラガワ
3月「ベトナム愛人との旧正月のウラガワ
4月「春の喜怒哀楽のウラガワ
5月「韓国人夫の失踪届けを出したら……のウラガワ
6月「ホラー作家まわりの怪異のウラガワ
7月「異国の夏休みのウラガワ

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2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

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 ホラー大賞でデビューしたため(正確には再デビュー)、ホラー関係の仕事をよくいただく私は、夏が来ると繁忙期に入る。
 子どもの頃から怖い話が三度の飯よりおやつより好きだった私としては、毎回お楽しみ会となっている。仕事の内容は怖いのに、私は怖がってない。

 ところが今年の夏はなんとなく、妙な予感を抱かされる現場が多い。
「そろそろ本当に怖い目に遭うんじゃないか」
 そうなったらそうなったで、また書けるし話せるからいいか、とも思うのだが。

                    ※

 見栄っ張り系の虚言症の人は、大ざっぱに二通りある。正確には証拠ではないが、本人としては証拠となるものを用意する人と、しない人だ。

 たとえば、大豪邸に住んで高級ブランド服を着て有名人と飲んでいる。こういう設定で周りの人に嘘をつく、もしくはブログなどで不特定多数の人に見せるとすれば。
 前者はわざわざ他人様の豪邸を写してきたり、ネットオークションで古着のブランド服を落としたり、芸能人のブログから写真を無断転用して合成したりする。
 後者は口でいうだけで実物は見せず、ブログにも写真はいっさいアップしない。

 前者の場合しばらくは「本当だ、すごい」と周りを信じ込ませることはできるが、「これ××さん宅だ」「ネットで売ってるの見た」「この写真、タレントの公式ブログから引っ張ってきている」などなど、「証拠」が動かぬ「嘘の証拠」になってしまう。
 後者は、信じ込ませることも難しいが、徹底して嘘だと暴かれもしない。