今回はFacebook、TwitterとGoogle+の注目記事をお届けします。
(ニュース収集期間は2014年5月19日から6月22日)
Facebookの「今なにしてる?」に鑑賞中の音楽/TV番組自動表示機能 (2014/5/22)
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AndroidおよびiOS版公式アプリからの投稿に、端末のマイクで取り込んだ音楽やテレビ番組の音声から解析した曲名や番組名を表示する「Music and TV Identification」機能を追加。
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Facebook上の友達は投稿でシェアされた楽曲を30秒間試聴できるようになり、FacebookページオーナーやSpotifyなどのパートナー企業は新たなユーザー獲得の機会を得る。
Facebook、“うっかり全員に公開”防止で投稿範囲の初期設定を「友達」に (2014/5/23)
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投稿の公開範囲の初期設定を従来の「公開」から「友達」に変更したと発表。
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プライバシー設定のチェックツールも数週間かけて“ローリングアウト”するという。
Facebook、サードパーティアプリによる自動共有機能を改善へ (2014/5/28)
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サードパーティー製アプリからの自動投稿機能を改善すると発表。
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ユーザーが無意識に投稿してしまうアプリの自動投稿を減らし、意識的に投稿する自動投稿を優先するための対策を実施していく。
Facebook、ターゲティング広告でユーザーの外部サイトでの履歴も参照へ (2014/6/13)
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ターゲティング広告にユーザーの外部サイトやアプリの利用履歴を反映させると発表、米国で数週間後から開始する予定。
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従来は、Facebook内でのユーザーのアクティビティやユーザーが「いいね!」したFacebookページなどのデータに基いてターゲティングした広告を表示してきたが、ユーザーにとってより関連性の高い広告を表示するためにデータの範囲を拡大することにしたという。
Twitter、トレーラー動画投稿機能をテスト中か (2014/5/26)
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映画のトレーラー動画を簡単にツイートできる機能をテスト中の様子。
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iOS版公式アプリでツイートに「#(ハッシュタグ)+映画のタイトル」と入力すると、公式トレーラー動画のリストが表示されると米Re/codeが5月23日(現地時間)に報じた。
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この機能はiOS版公式アプリでのみ利用できる。米Re/codeは米Universal Picturesの5月30日封切りの映画「A Million Ways to Die in the West」(日本では「荒野はつらいよ アリゾナより愛をこめて」として9月公開予定)を例に紹介している。
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Billboardは米国内Twitterでシェアされる楽曲人気度によって決定され、毎分更新されるリアルタイムランキングのチャート、「Billboard Twitter Real-Time Charts」を発表。
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今回公開されたのは、「Billboard Trending 140」と「Billboard Twitter Emerging Artists」の2つ。「Trending 140」は米国内Twitterでシェアされた楽曲別ランキング、「Emerging Artists」は24時間以内にシェアされたアーティスト別のランキングとなる。
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TwitterがアニメGIFのサポートが、Twitter.comのWebサイトとAndroidとiPhoneで有効になったと発表。
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TwitterのAPIにもGIFのサポートが含まれるので、サードパーティのデベロッパが作るTwitterクライアントもGIFをサポートできる。
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メディア向けに生中継や番組からビデオクリップを作成するツールを提供する米SnappyTVの買収を発表。
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この買収により、「ソーシャルTV」の取り組みを強化する狙い。
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SnappyTVはテレビ局などのコンテンツ企業に番組から切り出したクリップを編集・共有するためのクラウドベースのツールを提供しており、Twitterの企業向け動画広告サービス「Twitter Amplify」でTwitterと提携してきた。
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スマートフォンやタブレット、PCからアップロードされた写真や動画、それらの位置情報を利用して、Google+が自動的にフォトアルバムを作成してくれる機能。
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Google+ Moviesは、Auto Awesome(おまかせビジュアル)の動画版のようなもので、Google+がアップロードされた関連する写真や動画を使ってエフェクト、トランジションアニメーション、BGM付きのハイライトムービーを自動的に作成。
GoogleがGoogle+ページのインサイトを公開。覚えておきたい機能を解説! (2014/6/17)
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Google+の公式インサイトを発表。
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基本的には、過去7日間または30日間のいずれかを選択し、大きく3つ、閲覧情報、反応、ユーザー層のセクションのデータを見ることが可能。
ピックアップ・ポイント
Facebook、Twitter共に、各種メディアから利用者数増加の頭打ちが伝えられる中、いかに新規ユーザーを獲得し、かつ既存ユーザーにも新たに魅力を感じてもらうのか、という課題解決が最近の両社の施策方針の中心に据えられているように思います。
Facebookが、米国で若年層を中心に人気の自動消去型写真共有アプリ”Snapchat”ライクなアプリ、”Slingshot”の提供を開始したのも、若者の新規利用者獲得及び、再燃が狙いであることが伺えます。
Twitterでは、アニメGIFの動画が投稿・共有が可能となり、動画の利用範囲がかなり広がることになります。”140文字のテキスト”というコミュニケーション世界から抜け出し、よりリッチなメディアとなっていく可能性も想像できます。また、Vineとの棲み分けも非常に気になります。
さてさて、世間はブラジルワールドカップ開催で盛り上がっています。Facebook、Twitter、共に絶好の機会と捉え、各種機能の提供に余念がありません。全世界的なお祭り騒ぎによるインパクトが各メディアへどのような変化をもたらすのか、興味の尽きないところでもあり、今後も継続的に情報を追っていきたいと思います。
コンサルタント紹介:関根 健介(せきね けんすけ)
某コンサルティング会社にてWebマーケティングやバイラルマーケティングを経験した後、数年放浪し2011年12月からループスへジョイン。ソーシャルメ ディアの健全な普及をねがい日々精進しています。関心のあるテーマはO2O、地域活性×ソーシャル、医療×ソーシャル、ソーシャルコマースなど。
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