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さっそくgoogle+エンタープライズ版を使ってみました

2012/08/31 15:00 投稿

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 Looops岡村(健)です。

 

昨日、エンタープライズソーシャル業界に衝撃が走るニュースが入ってきました。

google+にエンタープライズ版が登場しました(すでにgoogle Appsでgoogle+を使うことは可能でしたので正確にはエンタープライズ機能が強化されたということなのですが。なおここで言うエンタープライズソーシャルとは企業内を中心にソーシャルを使うという意味です)。

 

Google+にエンタープライズ版登場―2013年まで無料(TechCrunch Japan)

「Google+」、企業内に限定した投稿が可能に(INTERNET Watch)

 

まずは使ってみないとということで新しく追加されたgoogle+のエンタープライズ機能を見ていきましょう。

 

まずエンタープライズ機能を使うにはGoogle Appsに登録する必要があります。

 

Google Appsはこちらから登録可能です。(今回は省略させていただきます)

Google Appsというのは、Googleが提供している独自ドメイン(looops.net等の企業ドメインなど)でいくつかのGoogle製品を使えるようにするサービスで、Gmail、Googleカレンダー、トーク、ドキュメントやサイトといったサービスが含まれます。

 

Google Appsのトップ画面を開き、右上の入力欄でドメイン名を入力し、「ドメイン管理」を選択し「移動」します。

 

 

管理画面右上の設定を選択します。

 

 

 

左メニューで「Google+」を選択します。

 

 

 

「Premium機能をプレビュー」を選択します。

 

 

 

有効化が終われば、次に「組織の設定」タブを選択します。

 

 

 

「新しい投稿のデフォルト設定を制限付きにする」を選択し、「変更を保存」します。

 

 

これで設定は完了です。

 

次にユーザーの投稿画面に進みます。Google Appsに個人でログインし、Google+のトップ画面を開き、投稿内容を記入します。

 

デフォルトで共有設定はGoogle Appsユーザーグループ内(この例では「Looops Communications, Inc.」。気をつけていただきたいのはドメインではなくGoogle Appsユーザーグループ内です。)になっています。

外部ユーザーを追加できるか赤枠の人マークから設定してみましょう。

 

Google Appsユーザーグループ外のユーザーを設定し、共有しようとするとエラーが表示されます。

 

Google Appsユーザーグループ内のユーザーだけの共有であれば無事に投稿できました。

 

ここまでがエンタープライズ機能の一部です。今回のgoogle+へのエンタープライズ機能が追加されたことにより、エンタープライズソーシャルサービスは先日Microsoftが買収した「Yammer」、Salesforce 「Chatter」、「Google+」の三つどもえの戦いが展開されるものと考えられます。ここに「Talknote」などの国内サービスや「IBM Connection」などのパッケージサービスが入り乱れた激しい戦いが予想されます。

 

利用する企業にとっては幅広いサービスがあるほうが選択肢も増えるというメリットもありますが、どうやって選んだらよいという悩みも出てしまいますがその際にはこの比較表をご参考にしていただければと思います。

 

企業にソーシャルの仕組みを 〜 ツールはどう選べば良いのか? Facebook/Yammer/Chatter/etc.

 

なお比較表にはGoogle+エンタープライズは含まれていませんがGoogle+エンタープライズの強みと考えられるのはやはり「強力な検索」「大容量のストレージ」「Gmailを始めとしたGoogle Appsサービスとの連携」です。「強力な検索」、Google Driveを使った「大容量のストレージ」は説明するまでもないですがGoogle Appsサービスとの連携ではビジネスで使用するメールやドキュメント、スケジュールといったグループウェア機能との連携で、よりスムーズな社内コミュニケーションを推進することができるようになると考えられます。

 

一方で懸念点もあります。Yammerのインターフェースを見てもそうですが最近のエンタープライズソーシャルのほとんどがFacebookライクなインターフェースを使用しているということです。

 

Yammer画面

 

インターフェースが使いやすいと感じてもらわなければ社内で使われなくなってしまう可能性もあります。Google+のインターフェースが受け入れられるかというところが導入への一番のハードルとなるのではないでしょうか。

 


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ゲームの力が会社を変える -ゲーミフィケーションを仕事に活かす- 

 

 

 

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