先日の記事では、Vineの基本的な使い方をご紹介しました。
今回の記事では、Vineの可能性を探るシリーズ第二弾として、Vineをユーザー参加型コンテストのツールとして使った事例をご紹介します。
動画作成方法の手軽さから、ユーザーからの応募のハードルが低いVineコンテスト。多数の応募が期待できるので、アイデアに困った時用にご参考ください。
目次
ユーザー参加型コンテストとしてのVine活用術
1.実際の商品を使用した動画を投稿してもらう
1-1. アイスコーヒーで元気になる!:Dunkin’ Donuts
1-2. 生活の中のコンバース靴:Urban Outfitters & Converse
1-3. 商品のプロモーション動画を作ってもらう:ローソン
2.お題を決めて動画を作ってもらう
2-1. 「ロマンティックな動画」:The Cavendish London
2-2. キットを提供して動画を作ってもらう:Nissan
2-3. 「ディズニーな一面」を見せてくれ!:Disney
1.実際の商品を使った動画を投稿してもらう
実際のモノを売る企業は、企業の商品使った動画をユーザーから求めるのが定番アイデアではないでしょうか。
1-1. アイスコーヒーで元気になる!:Dunkin’ Donuts
アメリカのドーナッツ&コーヒーショップであるDunkin’ Donuts(ダンキンドーナツ)さんは、Runnin’ on #IceDDというVine動画コンテストを開催しました。
募集する動画のお題は、「ダンキンドーナツのアイスコーヒーがあなたに与える元気」で、最優秀賞にはコーヒー一年分をプレゼントというもの。
コーヒー+元気という単純なテーマで自由度が高く、商品もしっかり入った、飲食系の企業にとってお手本のようなVineコンテストだと思います。
1-2. 生活の中のコンバース靴:Urban Outfitters & Converse
靴のブランドであるUrban OutfittersさんとConverseさんは、「Where Do Your Chucks Go?」というコンテストを実施しました。
こちらも「チャック(コンバースのモデル)でどこまで行っちゃう?」という自由度の高いお題で、色んな動画が作れそうなのでアイデア勝負になりますね。
・参照:UO x Converse Vine Contest
1-3. 商品のプロモーション動画を作ってもらう:ローソン
ローソンさんは、『みんなで作るフローズンスイーツ 6秒間のプロモーションビデオコンテスト』を実施しました。
こちらは、新商品である『あたためて冷たい新体験フローズンスイーツ』の宣伝動画をユーザーに作ってもらうという企画です。
一般ユーザーがコマーシャルのディレクターになれるかもしれない、参加意欲を掻き立てられる企画ですね。
2.お題を決めて動画を作ってもらう
商品を絡めることができなくても、ブランドや賞品のイメージと合致するお題の動画を募集することもできます。
2-1. 「ロマンティックな動画」:The Cavendish London
ロンドンのホテルThe Cavendish Londonさんは、バレンタイン企画としてVineコンテストを実施しました。
募集する動画のお題はズバリ、「ロマンティックな動画」。
賞品は様々なロマンティックなプラン付きの二人一組の一泊宿泊券で、開催時期はバレンタインと、賞品のコンセプトと一致したコンテストですね。
参照:Cavendish London hotel unveils #ValentineVine competition
2-2. キットを提供して動画を作ってもらう:Nissan
アメリカのNISSANさんは、2014 Versa Noteモデルのペーパークラフトを提供し、ユーザーにそのクラフトを使った動画を投稿してもらう『Your Door to More』コンテストを実施しました。(現在はコンテストの概要を確認できなくなっています)
実際の車を使った動画を作るのはなかなかハードルが高く感じてしまうので、おもちゃの車を使った動画を作ってもらうという発想の柔軟さがとても良いですね。
こちらのコンテストの対象プラットフォームはInstagramとVineで、賞品は1000ドル分のAmazonギフトカードでした。
参照:Nissan Announces Winners of “Your Door to More” Video Contest
2-3. 「ディズニーな一面」を見せてくれ!:Disney
ディズニーさんは、Vine Your Disney Sideというコンテストを開催しました。
お題は、「Show your Disney Side(あなたのディズニーな一面を見せてください)」というもの。賞品はデイリーウィナーが1000ドルで、中でも一番の動画の投稿者はディズニーパークス宿泊券ももらえるという太っ腹企画。
ディズニー魂を感じるものならなんでもオッケーというこのお題の元には、多くのユニークな動画が投稿され、盛り上がりを見せました。
「疲れてうつむいたおじさんがディズニーランドを見た瞬間子供に帰ってはしゃぐ」
まとめ
今回取り上げた事例の共通点を、コンテストを上手く実施するためのポイントとしてまとめていきます。
・コンテストに参加するための特定のTwitterハッシュタグを指定する
・優秀作品には賞品をプレゼントするだけでなくCMとして採用する
・お題は緩い方が参加の敷居が低い
次回は、企業がVine動画を作る際のアイデア集を予定しています。
以上、『Vine活用マーケティングの可能性を探る!【その2:ユーザー参加型コンテスト】』でした。
あわせて、Vine動画作成方法をご紹介の記事「Vine活用マーケティングの可能性を探る!【その1:Vine動画の作り方編】」もご一読いただけますと幸いです!
※元記事 :http://gaiax-socialmedialab.jp/socialmedia/285
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