8月1日(木)に「エンタープライズソーシャル・フェスティバル 2013」と名打って、エンタープライズ・ソーシャル・ネットワークの活用について、イベントをやります。ループスの岡村健右さんがブログにアップしています。
日本アイ・ビー・エム 八木橋 Pachi 昌也さんCSK Win テクノロジ 前田 直彦さんソフィア 森口 静香さん
エンタープライズ・ソーシャル・ネットワーク(以下、ESN)とは何か?に行く前に、ESNが必要な背景を話したほうがいいと思うのですが、私が言うよりも、Looops斎藤さんの話を聞いてもらったほうがいいでしょう。最近では、斎藤さんはZDNetの「組織の透明力(http://japan.zdnet.com/cio/sp_13orgtransparency/)」という特集で、今まで以下2本のエントリをアップされているのですが、これがまた珠玉の出来でして、是非、ご覧頂きたいと思います。
1.社員がどんどん情報発信するようになる。twitterやFacebookのように自分とつながっている人に気軽に発信できる、というのはもちろん含まれているのですが、私は、フィードバックに注目しています。つぶやきに限らず、ファイル等をアップロードした時に、コメント、いいね!が付いて、「役に立ったよ!」と言ってくれると、自分のモチベーションが上がりますよね?そうすると、次も頑張って品質の高いファイルを作ってアップしようという気になります。また、アクセス履歴も1つのフィードバックです。「見てくれている!」と分かれば、それもモチベーションにつながります。フィードバックがあるからこそ、人は頑張れると思うのです。2.多くの情報から必要な情報を検索して取得できる。全文検索のことではありません。これはタグ付けのことです。全文検索って、大量の情報が引っかかってきてしまうという限界がありますよね。タグは、人間の目で情報を見立てて付けたものなので、タグから検索すれば自分の探したかった情報へのヒット率が格段に上がります。また、いいね!の数やアクセス数という情報も検索結果からどれを見ればいいのか判断するのに役に立ちます。頑張ってアップされた情報も、見られなければフィードバックが付きません。ストック情報として溜まっている中から、今までとは違うもっと効率の良い方法が必要です。3.検索しなくとも情報が入ってくる。これはフォローやレコメンデーションのことです。フォローといっても人をフォローしてつぶやきが流れてくるだけでは不十分です。フォローした人の行動まで流れてくることを考えます。どんなファイルをアップしたのか、どんなWebサイトをチェックしたのか、コミュニティでどんな発言をしたのか、どんな情報にいいね!といったのか、どんなタスクをやっているのか、例えばベテラン社員のそういった情報を新人社員が分かるようになれば、まさに背中を見て育つようなことができる可能性があります。また、人をフォローできるだけでは不十分で、自分の仕事に関係するであろう様々な情報ソースを選択してフォローできるべきでしょう。思わぬ人や情報との出会いは、イノベーションの種になり得ます。
日本アイ・ビー・エム株式会社 大川 宗之
コラボレーション・ソリューション・スペシャリスト。企業コラボレーション・システムの提案、導入、活用を支援し、お客様のワークスタイル変革の実現をサポートしている。BLOG:コラボレーション・エンジニアの考える日々
ITL編集部
">by ITL編集部