5/26(日)に開催されるEvent Festival Tokyo 2013の開催に先駆けて、6回にわたって、「ソーシャル時代にオープンな組織、オープンな個人をつくるためのイベント」という話や、「ソーシャル時代は”参加型”で”手づくり”のイベントが増えているという話」、「新しい学びの方法としてのイベント」や、「イベントが新しい文化をつくる」話、「コミュニティを再構築するためのイベント」などの話をしてきました。
 

オンライン・オフラインが融合したコミュニティ
世界に広がるネットワーク

 

最後に改めて、TEDというイベントをご紹介したいと思います。NHK Eテレで「スーパープレゼンテーション」として特集されたり、後述する関連イベントが日本でも開催されているので、ご存じの方も多いでしょう。初めて聞いた方は、3分間の短いプレゼン動画をご覧ください。 

デレク・シヴァーズ 「社会運動はどうやって起こすか」

デレク・シヴァーズ 「社会運動はどうやって起こすか」

世界中で人気のプレゼンです。TEDというイベントがどんな雰囲気か、分かっていただけたのではないでしょうか。
 
*TEDについてもっと知りたい方は、この記事がオススメです 価値あるアイデアの集約で世界を変革させるTEDという試み 野々下裕子
 
このTEDというイベントは、「素晴らしいプレゼンテーション」や「最先端の活動をしている人が集まる」面が強調されることが多いのですが、「オンライン・オフライン」が、新しい形で融合した「コミュニティ」であることも重要な要素です。
 
ウェブサイトからは見えませんが、イベントを通じて知り合った人達と、「同僚」でも「友達」でも「同級生」でもない、新しい「つながり」をつくり、オンライン(ソーシャルネットワーク)・オフライン(イベント)で交流し、ネットワークを形成しています。(今日、TEDは多くの企業スポンサーを集めています。企業が、彼らのネットワークに入り込もうとしているのは、ここにブランドメッセージを届けることが、マーケティング上重要であることに気付いたからでしょう。)

 

日本で火が付き、133各国に広がったムーブメント

パトリック ニュウェル TEDx Tokyo 共同創設者

そして、この取り組みは急速に世界に広まりました。 「TEDx」(xがついている)という名前で、2009年に始まった「地域版の独自運営のTED」は、THE NEW YORKERによると、わずか3年間で133カ国で開催されるに至り、今では平均して1日5回の「TEDx」が世界のどこかで開催されています。
 
そして、この「TEDx」が、アメリカ以外で最初に開催されたのは、実は日本だったのです。
 
TEDxTokyo」と名付けられたカンファレンスは、2009年に東京お台場の日本科学未来館で初めて開催されました。回数を重ねるごとに成長し、今では、参加チケットが手に入らなかった人のために、渋谷ヒカリエでパブリック・ビューイングが同時開催されるほどの人気イベントとなりました。TEDxTokyoも運営はボランティア、運営者と参加者が多様なネットワークを形成し、独自のコミュニティが生まれています。
 

コミュニティによってつくられるイベント、公開された動画は世界中を駆け巡る

 

BLACK 「ヨーヨーの達人への道」

TED | BLACK 「ヨーヨーの達人への道」

さて、アメリカでは、元祖「TED」が毎年開催されています。今年、U2のボノ氏や、元ミシガン州知事などの「大物」が世界中から集まる中、日本人から参加したのはヨーヨーの世界チャンピオン、シルク・ドゥ・ソレイユの登録アーティストのBLACKさんでした。(彼の強烈なパフォーマンスが会場を沸かせた様子は、もちろん動画として公開されています。BLACK 「ヨーヨーの達人への道」)
 
話を聞くと、BLACKさんは、「元祖TEDの運営は、凄まじかった」と語っていました。世界中の人を惹きつけ、公開された動画が一瞬で世界中を駆け巡る「TED」。そのイベントも、コミュニティによって運営されています。
 

パトリック、BLACKさんの参加が決定!

そして、TEDxTokyoを立ち上げた一人、パトリック ニュウェルさん、元祖TEDでパフォーマンスを披露したBLACKさんが、Event Festival Tokyo 2013に急遽参加してくれることになりました
 
パトリックさんは、どんな想いでTEDxTokyoを立ち上げ、今後のビジョンはどのようなものでしょうか。またBLACKさんは、カリフォルニアのTEDコミュニティに、何を見たのでしょうか。
 
彼らの話は、きっとこれからのソーシャルメディアやコミュニティがどうあるべきか、私たちがどう変わるべきかについての示唆を、与えてくれるでしょう。
是非、二人に会いにきてください。
 

今週日曜日開催です!

Event Festival Tokyo 2013は、今週日曜日開催です。
沢山のプログラムを用意していますが、一日の楽しみ方を「5つのポイント」として紹介しています。
 
「Event Festival Tokyo 2013」の楽しみ方“5つのポイント

  1. 32のコンテンツからプログラムを楽しもう! 自分ならではの過ごし方をつくるべし。
  2. 日常の殻を飛び出そう!違うジャンルのセッションにも喜んで飛び込むべし。
  3. 普段と違った出逢いを楽しもう!隣の人はイベント主催者仲間。
  4. 食からのヒントも大切に!よりすぐりのケータリングフードを楽しむべし。
  5. 吸収だけでなくアウトプットで学びに差がつく!ワークショップで積極的にアウトプットすべし。

それぞれの解説は、こちらのページをご覧ください。
 
それでは、日曜日に会場で会いましょう!

 
Event Festival Tokyo 2013 
http://eventfes.org
全32セッション・3ワークショップから自由に選択!4700円で最大8セッション+3ワークショップを楽しめます!

 

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">by 庄司 望

RSS情報:http://media.looops.net/peatix/2013/05/24/eventfes/