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上原正太郎×斉藤徹スペシャル対談:デジタル・マーケティングの課題を解決するための3つのキーワード<第2回>

2013/05/10 10:06 投稿

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前回に引き続き、今回もアドビシステムズ社の上原氏とループス・コミュニケーションズの斉藤氏のスペシャル対談記事の2回目をお届けします。今回のテーマは、 「コラボレーション、お互いの仕事をシェアすることが成果につながる!」です。どうぞ最後までお読み下さい。

 

#2:コラボレーション、お互いの仕事をシェアすることが成果につながる!

 

 

イラストレーターやフォトショップをはじめとしたクリエイティブツールで有名なアドビシステムズ社が、昨年立て続けに2つのクラウドサービスを発表しました。「Adobe Creative Cloud」と「Adobe Marketing Cloud」です。この2つのクラウドサービスですが、デジタル・マーケティング部門に長年に渡ってはびこってきた課題を解決する可能性を秘めているサービスとして注目を集めています。では、デジタル・マーケティングの現場には一体どんな課題が潜んでいて、その課題を解決するためにはどうしたら良いのでしょうか。

 

今回、その課題と解決策を明らかにするために、「デジタル・マーケティングの課題を解決するための3つのキーワード」と題した、アドビシステムズ社で「Adobe Marketing Cloud」のエバンジェリストとして活躍されている上原氏と、3月に米国ソルトレイクで開催されたアドビ社のイベント「Adobe Digital Marketing Summit 2013」に参加し、「Adobe Marketing Cloud」の可能性を実際に肌で感じ取って来られたループス・コミュニケーションズの斉藤氏に対談をお願いしました。

 

3回シリーズでお送りする第2回目は「 コラボレーション、お互いの仕事をシェアすることが成果につながる!」です。少しでもデジタル・マーケティングに携わる人々の参考になれば幸いです。

 

尚、お二人の敬称は略させていただいています。

 

斉藤:

デジタル・マーケティング部門において、必要な情報がリアルタイムに把握できていないという課題があることについてはわかりました。その他にはどのような課題があるとお考えですか。

 

上原:

そうですね、デジタル・マーケティングの仕事に携わる各担当者が、他の担当者とお互いの進捗やデータなどの情報を共有できていないという課題がありますね。

 

斉藤:

つまり、デジタル・マーケティングに携わる担当者は単独で仕事をする傾向が強いため、コラボレーションした仕事の進め方ができていないということですね。

 

上原:

はい、そうなんです。一口にデジタル・マーケティングといっても、マーケター、クリエイター、ウェブアナリスト、ソーシャルメディア担当者、コンテンツ担当者とその役割は様々です。本来はお互いの作業の進捗や情報を共有し合いながら仕事を進めて行くのが望ましいのですが、実際はこれが全くできていないんです。

 

斉藤:

確かに、デジタル・マーケティングに関連した職種は専門性が強いため、それぞれが単独で仕事をしているというイメージが強いですね。では、コラボレーションすることによって、どんなメリットが生まれるのでしょうか。

 

上原:

たとえば、コラボレーションできる環境があれば、クリエイターは写真やビデオなどのクリエイティブを制作途中の段階で他の担当者に見せ、意見や感想をもらうことができます。また、ウェブアナリストは過去のキャンペーンの事例からクリエイティブに対するアクセス状況を解析して、その新しく制作したクリエイティブにどれくらいのアクセスがありそうか、データを参照しながらアドバイスをすることができます。そして、ソーシャルメディア担当者であれば、そのクリエイティブがどれくらいの「いいね!」がもらえそうかアドバイスすることができるんです。

 

斉藤:

なるほど、プロトタイプの段階である程度消費者の反応が予測できるというのは、クリエイターにとってもモチベーションの向上につながりますね。「Adobe Marketing Cloud」を利用すれば、そのようなコラボレーションな環境も実現できるのですか?

 

上原:

はい、今までの仕事の進め方では、クリエイターは自分が制作した写真やビデオ等のクリエイティブをメールに添付して送らなければなりませんでした。そして、それが承認されるまでじっと待ち続ける。でも、「Adobe Marketing Cloud」なら、用意されている共有スペースにクリエイティブのデータをアップロードするだけです。アップロードした瞬間に、関係者全員が新しいクリエイティブを確認したり、コメントをすることにより、クリエイティブの品質も向上します。当然意志決定も早くなりますから、今までのように首を長くして、承認のメールが届くのを待ち続けることから解放されるのです。

 

斉藤:

つまり、ソーシャルメディア上ではすでに当たり前のように行われている、コミュニケーションを重ねながらチーム全員で仕事を進めて行く環境を手に入れることができるわけですね。

 

第3回目に続く。

 

 

ビデオを見てさらに理解を深めよう

 

アドビシステムズ社のWebサイトでは、「斉藤徹のよくわかるデジタル・マーケティング講座」という6回シリーズのビデオを視聴することができます。これからのデジタル・マーケティングに関する理解をさらに深めるために、こちらのビデオも是非ご覧下さい。また、ビデオの最後で、アシスタントを務めてくれたマリヤが毎回デジタル・マーケティングの課題を解決するためのヒントを紹介してくれているので、そちらも是非お楽しみに。

 

※尚、ビデオを視聴するためには簡単な情報の登録が必要になります。

※現在、以下の4本のビデオが公開されています。ビデオは毎日1本づつ公開される予定です。

 

▶今回新たに公開されたビデオ

 

■斉藤徹のよくわかるデジタル・マーケティング講座#3<クリエイター編>

  http://apps.enterprise.adobe.com/go/701a0000000miaYAAQ

 

■斉藤徹のよくわかるデジタル・マーケティング講座#4<ウェブアナリスト編>

 http://apps.enterprise.adobe.com/go/701a0000000miadAAA

 

▶過去に公開済みのビデオ

■斉藤徹のよくわかるデジタル・マーケティング講座#1<総合編>

 http://apps.enterprise.adobe.com/go/701a0000000miaOAAQ

 

■斉藤徹のよくわかるデジタル・マーケティング講座#2<マーケター編>

 http://apps.enterprise.adobe.com/go/701a0000000miaTAAQ

 

 

取材&撮影フォトアルバム 

 

■対談中の上原氏と斉藤氏

 

 

■マリヤが導き出した課題を解決するためのヒントとは???

 

 

 

※チェックしておきたい関連記事

 

■アドビとセールスフォース、ソーシャル系クラウドサービスの特性を理解しよう

 http://media.looops.net/saito/2013/03/19/social_cloud/

 

■新しい「Adobe Marketing Cloud」は、管理者、マーケター、クリエイティブの壁を超えて

 http://media.looops.net/saito/2013/03/07/adobe-summit-2013/

 


伊藤 靖

">by 伊藤 靖

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