少し前のお話になりますが、昨年12月にAdAgeが、「Facebookはビデオ広告の実装準備をしている」と報じていました。
YouTubeに投稿されているCMのように、企業やブランドはFacebookにビデオ広告を掲載できるようになるようです。
この12月時点では、ビデオ広告は今年の4月中に利用可能になると言及されており、予定通り準備が進んでいれば近日中に世界的に提供される可能性があります。広告を出稿する方はぜひチェックしておくと良いでしょう。
目次
1.新機能ビデオ広告とは?
-ビデオ広告はこんな機能
-誰にどのように表示されるのか?
-ビデオ広告の作成方法について
2.ビデオ広告、その効果は?
1.新機能ビデオ広告とは?
ビデオ再生機能は2012年後半からFacebook上で利用され始めましたが、今回のビデオ広告は動画再生機能を持つ広告を出稿できるというものです。
機能について詳しく見ていきます。
ビデオ広告はこんな機能
最も大きな特徴を以下に挙げます。
- 自動再生される。
- 再生時間は15秒。
- ニュースフィードの右側か左側、またはサイドバーに表示される。
- 課金制。
誰にどのように表示されるのか?
ビデオ広告が、どのような条件のユーザーが対象となって表示されるかはまだ不明なのですが、現時点ではFacebookページに「いいね!」等をしていない、関連のないユーザーにも表示され、自動再生されるという方向性のようです。
留意点
ビデオ広告が「自動で再生されるのか?」または「ユーザーがクリックすることで再生されるのか?」のデフォルト設定がどちらの仕様になっているのかは、現時点では不明瞭となっています。
ビデオ広告の作成方法について
ビデオ広告はパワーエディタから作成できるようになります。広告費用を決め、広告の自動作成機能のPage Post Adsを利用することで広告が生成されるようです。
実際の画面イメージはご用意できませんでしたが、確認でき次第こちらでご紹介して参ります。
2.ビデオ広告、その効果は?
ビデオ広告が、ユーザーのFacebook活動にどのような効果をもたらすのか期待したいとこですが、その効果についての調査結果をご紹介します。
以下は、出版会社(動画コンテンツと関連性が低い)と、ゲーム会社(動画コンテンツと関係性が高い)が行った、ビデオ広告を含むいくつかのコンテンツのウォール投稿のリーチ数を比較したデータです。そこから伺える仮説を含め、ご説明していきます。
出版会社のビデオ広告はリーチ数が多かった
以下のグラフの「Video」の項目を見ると、リーチ数は非常に多いことが分かります。
ゲーム会社のビデオ広告はリーチ数が低かった
反対に、ゲーム会社のビデオ広告へのリーチ数は、伸びていないことが分かります。
ビデオ広告の効果はターゲット層に依存される
この調査結果の比較から、ビデオ広告が効果的かどうかは、Facebookページを運営する企業の自社商品や投稿するコンテンツと、そのターゲット層に左右されるという結果が得られました。
もちろん、この調査結果一つからはビデオ広告の効果は測れません。ですが、発信する内容は企業の商品とターゲット層に依存するという点は、影響はあると仮説できます。
終わりに
今回ご紹介したビデオ広告機能は既に海外の一部のPC版には導入されており、携帯端末やタブレット端末でも利用できるよう検証中とのことでした。
今月中にビデオ広告が実際に確認できるかどうか、よければ皆さんも気にかけてみてくださいね。
以上、『【Facebook最新情報】新機能「ビデオ広告」が近日中に実装予定か|15秒のビデオ広告が自動再生される。』でした。
※元記事 :http://gaiax-socialmedialab.jp/news/212
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