ここでは、その中で、8つのコミュニケーションパターンを整理してご紹介します。
目次
- コンテンツの一部をチラ見せして興味を換気
- 新号を表紙写真でお知らせ
- 新号に合わせてカバー画像を変える
- アンケート集計結果を紹介
- 撮影裏のモデル写真
- ユーザーから募集した写真を紹介
- テーマを決めて編集部リレー?!
- ユーザー参加型キャンペーン
1.コンテンツの一部をチラ見せして興味を換気
Facebookマーケティングでは、どれだけ魅力的なコンテンツを用意出来るか、 「コンテンツ力」勝負の側面もありますが、その点、雑誌メディアはとっても相性が良いと思います。 雑誌に掲載予定の特集から、キレイな写真を1枚選んで、 興味を換気するようなリード文を添えて、雑誌に誘導してはいかがでしょうか?
このコミュニケーションスタイルは、多くの雑誌メディアで基本コーナーになるのかと思っていたのですが、 意外とこのスタイルを基本形にしているFacebookページは少なく、
その中では、「日経ビジネス」さんが代表的な例と言えそうです。
以下のように、特集のメイン写真と、記事の一部を出して、「ご興味をお持ち頂けた方は、こちらからどうぞ」と記事本文(オンライン版)に誘導するスタイルです。
注目度の高い話題を取り上げているので、Facebookページの中でも意見が寄せられ、「ディスカッションの場」が出来たりしています。
オンライン版がない場合、あくまで紙の雑誌に誘導するというスタイルでも良いと思います。 以下の投稿例では、ページ数までご案内しています。 運営者の個人的感想も添えられていて、親しみやすい印象ですね。
2.新号を表紙写真でお知らせ
1番インパクトがあるのは、やっぱり新号のお知らせ投稿。 新号の表紙画像を投稿すれば、視覚的にその概要が把握出来て、良いですね!
1案ですが、表紙と共に新号のお知らせをした後は、 その号の目玉特集について、上記1で挙げたように、中身をチラ見せする投稿を何度か続け、 最後にアルバムにまとめるのは、いかがでしょう?
新号のお知らせが1回で終わってしまうのは、もったいないので、 繰り返し、様々な角度から新号の魅力をお伝えすることができますし、 それぞれのコンテンツに情報価値があるので、ユーザーも楽しめます。
また、そこでコメントなどが溜まってくると、ユーザーの意見も聞けて、楽しい参加型マガジンになりそうです。
そして、FacebookアルバムやPinterestでまとめれば、 流れていくだけでなく、ストックしていけるので、 過去のバックナンバーも参照できる、深みのあるFacebookページが手軽に出来そうな気がしています。
3.新号に合わせてカバー画像を変える
新号に合わせて、カバー画像を変えるのも良いと思います。 初めて訪れた時、どんな情報を発信しているページなのか、 コンセプトがぱっと分かるようなカバー画像が好ましいと思うのですが、 雑誌の表紙画像は、まさにピッタリですよね!
4.アンケート集計結果を紹介
雑誌のコンテンツの中でも、アンケート集計結果を紹介するような特集は、工夫次第で盛り上げられそうです。
例えば、Facebookで「みんなはどう?」と問いかけて、コメントを促したり、 Facebookのアンケート機能「クエスチョン」を活用して、ファンにアンケートをとり、 その結果を紙面で紹介するような連携も考えられます。
問いかけやクエスチョンは、どの業種業態でも使われていますが、 雑誌メディアこそ活用しやすいのではないでしょうか。
5.撮影裏のモデル写真
上記1〜4は、いずれも雑誌のコンテンツ力を活かしたコミュニケーションパターンですが、 それ以外にも、通常は表に出ない「裏側」を出してみるというパターンが、実は多く見受けられました。
以下のように撮影裏のモデルさんの様子を出して、関連特集の告知をするのは良いですね!
ただ、「裏側」を出す時は、ついユーザーにとって”どうでも良い”情報(無関心)を出して自己満足に走りやすい側面もあるので、 常にファンにとっての情報価値を1番に考えて、ルールをつくる必要があると思います。
例えば、次号の予告として、1番の目玉特集の撮影現場だけを出すなど、予め基本パターンを決めておくと良いかもしれません。
6.ユーザーから募集した写真を紹介
以下の投稿では、コミュニティサイトでユーザーから募集した写真の中から、 良いものを、Facebookページで紹介するというスタイルのようです。
雑誌の誌面に、User Generatedな誌面を追加しちゃうようなイメージで、 雑誌のテーマに沿って、ユーザーからもコンテンツを募集し、それを編集するというのは、面白い取り組みだと思いました! 紹介されたユーザーとの関係も深められそうです♪
7.テーマを決めて編集部リレー?!
雑誌の編集部は、雑誌の関連テーマに関して、とても情報感度の高い方々が集まっていると思うのですが、 その編集者の方々の感性を前面に出してみる、というのも面白いと思いました。 例えば、以下の「WHITE WHITE magazine」は、ホワイトデーに因んで、 講談社女性誌6誌の編集部から、女性100名の「ほしいホワイトアイテム」を順番に紹介していく、 期間限定のFacebookマガジンというコンセプトを掲げています。
8.ユーザー参加型キャンペーン
上記の4,6にも関連しますが、雑誌メディアでFacebookを活用するなら、 「ユーザー参加型」のキャンペーンなどで、更にトレンド発信力を高めるような施策が面白いと思います。
例えば、以下のような参加型キャンペーン事例を見つけました。 ヘアスタイルについて、Facebookのオリジナルタブ(ページ・アプリ)上で投票を促しています。
また私達が企画・運営に携わらせて頂いた過去の事例でも、
「Facebookの参加型ファッションマガジン」をコンセプトとしたFacebookページで、
「参加型コレクション」というキャンペーンを展開したことがありました。
アゲハのFacebookアプリ「Like or Not?」上で、 7つの秋冬トレンドコーデの特集を用意し、 それぞれのコーデに「Like」か「Not」か、ユーザーに評価してもらい、 その結果を任意で「Facebookアルバム」としてシェアできるというキャンペーンです。
このキャンペーンでは、トレンドコーデのポイントをまとめることで、 参加したユーザーの85%以上の方に、自発的にアルバムをシェアして頂くことが出来ました。
1人あたり100人くらいの友達にリーチ出来ると想定すると、
だいたい1000シェアで延べ10万リーチが見込める計算となり、
友達から友達へ、どんどんリーチを拡げていくことが出来ます。
また、タイムライン上でも、投票の集計結果やコメント、ユーザーからの質問への回答などをリアルタイムに紹介することで、誌面にはなかった付加価値も生まれます。
更に、コーデに使ったアイテムを購入できるURLを紹介してコマースに繋げる工夫も行いました。
こうしたキャンペーンの経験からも、シェアを促進するようなコンテンツの企画・制作が大変なのですが、 もし雑誌の特集コンテンツをそのまま有効活用出来れば、 更に手軽に、魅力的なキャンペーン展開が出来るのではないかと思っています。
最後に
以上、雑誌メディアのファン向けた上手なコミュニケーション例をざっとまとめてみましたが、いかがでしたか? 少しでもヒントになることがあれば、幸いです。
Facebookの活用目的等よっても異なると思いますので、個別のご相談は、是非お気軽にお問い合わせ下さい。
今後もリアルタイムに、上手な投稿やキャンペーンなどを見つけたら、Facebookページ「【Marketing Story】雑誌メディア編」にシェアしていきたいと思います♪ 皆さんもオススメの事例等ございましたら是非ご自由にこのページにシェアして教えて頂けたら幸いです。
(株式会社アゲハ 木下優子)
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">by 木下 優子
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