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OSSを「利用」するときの注意事項 part1

2017/01/08 12:26 投稿

  • タグ:
  • 著作権
  • OSS

IT系の知財部にいると「このOSSを利用しても問題ないか?」と相談を受けることがあります。

備忘録も兼ねて、簡単にまとめてみました。




■OSSとは


OSSとは、オープンソース概念に基づきソフトウェアソースコード無償公開され、改良や再配布を行うことが誰に対して許可されているソフトウェアのことである。あるいは、オープンソースに関する文化啓蒙活動を行っているThe Open Source Initiativeによって認定されたソフトウェアのことである。

(weblioより)


例えば、ドワンゴの提供するアニメーション制作ソフト「OpenToonz」のソースコードは、OSSとされており、githubに公開されています。

https://github.com/opentoonz


(参考)

Open Source InitiativeによるOSSの定義、要件

https://opensource.org/docs/osd

Open Source Initiativeについて

https://ja.wikipedia.org/wiki/Open_Source_Initiative





■なぜ、OSSを利用したい?


ゼロからコードを書くにはどうしても時間と労力がかかります。

すでにOSSとして公開されているコードを利用することができれば、ゼロからコードを作る手間をはぶくことができます。また、ライセンス費用が不要な点も魅力です。


またバイナリ―データとして提供された無償のソフトウェアを利用した場合、何らかのバグが生じたとします。バイナリ―データ自体の利用となると、このバグを修正するのはなかなか手間がかかります。

(最悪そのバイナリ―データの利用を放棄する必要もある)。


一方で、OSSとしてソースコードが公開されている状態であれば、コードの中のどこにバグの原因があるかチェックできる点も魅力です(コードが公開されていないとコードの監査や脆弱性のチェックができない)。





■どうすれば利用できる?


利用する際にはOSS利用時に添付されているライセンス契約に同意することを条件に、利用できます(コードをコピーするなり、データファイルをダウンロードするなりして利用)


ライセンスの種類については下記がわかりやすいです。

http://qiita.com/tukiyo3/items/58b8b3f51e9dc8e96886


例えば、MITライセンスがセットされているOSSの場合には、OSSの利用者は、

 ①そのOSSの著作権元を表示すること

 ②商用的な利用が可能であること

 ③修正や、再配布、サブライセンスも可能(2次利用者、3次利用者も許可できる)

 ④何らかの損害等が発生した場合には、利用者は自己責任で

という範囲で利用可能です。


(part2に続く)

・OSSを利用する際のリスク

・リスクをヘッジする方法

など



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