朝06:00からの調査
夏の朝…その日は何故か怖いくらい晴天で、今回の調査が安易ではない事を感じさせていた…
5日前
「もしもし、エヴァー探偵社さんでしょうか?」 受話器から聞こえた可愛い感じの声… 「あのー彼氏の浮気の事について、相談したいと思いまして・・・・」 「はい、どの様な内容か詳しくお聞かせ下さい」 と、言うと受話器の向こうで泣いているよう感じで相談された。
依頼内容 依頼主:20代女性 「結婚を前提に同棲しているのですが、最近どうも浮気をしている感じなので調査してもらえませんか?そして、彼がその相手に本気かどうか調べる事は出来ますか?…(以下省略)」
調査開始
06:30 依頼者宅近くのバス停に到着。彼氏はここからバスに乗り電車に乗り換え市内の会社に勤務するサラリーマン。
バス停の向かい側に月極駐車場が有り、その影で私達は張り込んでいた。
07:00 家を出ると言う事なので、その間に携帯でバスの経路や電車の乗り換え等を再確認して彼が出てくるのを待っていた。 時間通りに出てきた彼は、バスに乗り駅へ。市内の駅で下車すると思っていたが、会社がある駅では無く違う駅で降りてビルに入っていった。
ビルの喫茶店で1人の女性と会い、何やら打ち合わせをしている様子。
打ち合わせ?
その後、2人はそのビルを出て、繁華街の方へ歩きだした。
何やら楽しそうに並んで歩いているのを見て…
多分浮気相手は、この女性で間違いないと感じた。
その後、2人は別れたので、われわれはチームに別れ女性の方も尾行した。
女性は、すぐ近くのビルに入っていった、私達も同じエレベータに乗りこの女性の会社を突き止めた。 なので、男性を尾行しているチームと連絡を取りどちらも退社時間を待って尾行することにした。
19:25 残業を終えた女性が出てきた。
尾行開始
女性は、電車に乗り梅田駅で降車した。 そして映画館の前で誰かを待っていた…
予想は的中 私達は2人が出てくるのを待った…
2時間後…2人が出てくる。そして駅の方に向かった。
2人は同じ電車に乗り、そしてバスも同じだった。
!?
不安がよぎる…違ったか?
朝と同じ場所の反対側でバスが止まり2人が降りて普通に別れた…
どういうことだ?
この女性の身元を調べる必要があった。
女性は、バス停からすぐ近くのコンビニに入り立ち読みを始めた…
何かおかしいと私達は思った…
女性が出てきたので、やっと帰るのかと思った瞬間、1台の車が止まった。 女性が車の助手席に乗り込む、私達もすぐに後を追った。
車はまさかの彼だった!!
家には帰らず車に乗って来たのだ。 このままホテルに入れば証拠が掴める。 しかし、車はレストランに入って行った。 普通に食事を済ませ、また女性を乗せた車は、マンションの前で止まった。
私達はすぐに部屋と名前を確認し、依頼主にこの女性の名前を訪ねると、知っている名前だ言う。 その女性は昨年まで、彼と同じ会社で働く同僚だった!
ここまでくれば、後は浮気の証拠を掴むだけ思った。
しかし、そう簡単にはいかなかった…
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