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[更新停止]Mixer(旧Beam.pro)同時配信のすゝめ その壱

2017/06/03 00:00 投稿

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新しく書き直しました→ar1285731
こちらは更新停止させて頂きます





昨年登場した新配信プラットフォーム Mixer(旧Beam.pro) について、配信方法が分からない、同時配信をしたいとの相談を受けることが多くなってきましたのでメモとして投稿します。
あくまでも私個人の方法ですので非効率であったり間違っている可能性もありますのでご了承ください。
2017年5月25日 追記
Beam.proはMixerへと改称されました。以下より旧Beam.proはMixerと表記します。
ドメイン変更やCo-streamの追加、一部UIの変更に止まっており配信方法に変更はありません。
2017年06月11日 追記
近いうちにFTLの本家OBS統合など大幅な更新が行われる可能性があります。その際には公式版を使用する方法に変更したいと思います。

Mixerとは?

MixerはFTL(Faster Than Light)というWebRTCを利用した超低遅延な配信プロトコルをウリにしており、0.2~0.5秒という驚きの遅延時間で配信ができます。
また、先日のWindows 10 Creators UpdateからはGameDVRを使っての配信も可能です。
自由にアンケートを作成したり、Co-Streamでの4人同時配信を可能にする機能もあります。

とても優れた配信サービスなのですが、日本人配信者・リスナーがまだ少なく日本語対応すらしていない(!)ため同時配信に頼らなければ厳しいというのが現状です。

Mixer配信での注意点・問題点

  • OS標準機能にも関わらずUIやサポートが日本語対応していない
  • FTL配信は配信・視聴共にHLSやRTMPを利用した他社の配信より高品質な回線を要求されるため、視聴できない・止まるなどのトラブルが発生しやすい
  • FTL Transcode Beta(画質選択)が利用できるのは現在Partnerのみ。(将来的に開放される?)
  • FTL配信時のみ視聴するブラウザによっては音声がモノラルになる現象が発生する
  • Safariや古いEdgeなどはWebRTC非対応なため低遅延での視聴が出来ない。特にIEは見ることすら出来ない

ニコ生新配信(β)とは?

通常配信(384~480kbps)と比べてより高画質(2Mbps)での配信・視聴が可能で、モバイルでの低遅延視聴(2~5秒)にも対応しています。
ビットレート制限が大幅に緩くなったため、配信する側はプリセットを調整して高画質にする必要もありません。
現在1枠(30分)延長無料で利用できます。
HTML5プレーヤー(β)を利用できるためFlashを導入していない(できない)環境でも配信・視聴が可能です。
画質選択(トランスコード)にも対応しているため回線速度の遅い環境でも視聴が容易です。

現在は1000枠という制限付きで、ソフトの対応も進んでいない状態ですが今後に期待できます。

ニコ生新配信での注意点・問題点

  • コメントビューアでの運営コメントができない
  • 自動枠取りに対応したソフトが少ない、安定していない
  • 450pという中途半端な解像度
  • プレーヤーの仕様でDbD(ドット・バイ・ドット)表示が出来ない
  • サーバー側でトランスコード(変換)されるためプリセット利用が無意味
  • 低ビットレート配信をしても最大2Mbpsで配信されてしまう
  • モバイルでの視聴は最大1Mbps
  • エコノミータイム(17~27時)の一般会員は最大1Mbps(スマホは384kbps)
  • デフォルトのFlash版プレーヤーで視聴トラブルが発生しやすい
  • 通常配信と比べより多くの帯域を要求されるため人によって見られないことがある
  • 枠が切り替わる度に視聴する側で画質選択し直す必要がある

同時配信で必要なこと

  • OBSデータ保存先の分離
  • 配信中のCPU使用率が80%未満で「エンコードが高負荷です!」が出ないPC
  • 有線接続のネットワーク
  • Mixer 2~10Mbps+ニコ生(新配信) 2Mbpsが安定してアップロードできる良質な回線
  • 帯域制限が緩いまたは無いISP(インターネット・サービス・プロバイダー)
  • NewTek社のNDI(ネットワーク・デバイス・インターフェース)を利用したソフトウェア

必要なソフトウェア・プラグイン

OBS Studioのセットアップ

公式版・FTL版はインストーラに従いインストールするだけで特別な操作は必要ありません。
何も弄っていない場合以下の場所にインストールされます。
公式版: C:\Program Files\obs-studio
FTL版: C:\Program Files (x86)\OBS Studio - FTL

VTF版OBS Studioのセットアップ

ダウンロードしたOBS Studio簡易インストーラ.zipを展開し、簡易インストーラ.exeを実行します。
Microsoft Visual C++ 2015 RedistributableApple Application Supportがインストールされていない場合はインストールが開始されます。
Microsoft Visual C++ 2017 Redistributableがインストールされている環境でもダイアログが出ますがインストール不要(不可)です。



インストール先をD:\等のドライブ直下に指定し、64bitにチェックを入れてインストールを押します。
32bit版はアマレコTV!などを使用したり、64bitだとキャプチャ出来ないアプリケーションがあるなどの理由がない限り選ぶ必要はありません。



プログレスバーにインストールが完了しました!と表示されたら閉じてもOKです。
デスクトップにショートカットが生成され、[インストール先]\OBSMP\obsmp64-201xxxxxxxxxxx へインストールされていれば成功しています。

プラグインの導入

ダウンロードしたobs-rtmp-nicoliveobs-ndiを展開します。
展開して出てきたdataフォルダobs-pluginsフォルダをコピーし、各OBS Studioのインストール先へ貼り付けします。
VTF版以外は管理者権限で実行する必要があります。

NDIランタイムのインストール

obs-ndiの利用に必要です。
ダウンロードしたNewTek NDI Redist.exeを実行します。
インストーラに従いインストールするだけで特別な操作は必要ありません。

Mixer配信のセットアップ

1.配信設定
Mixerを開き右上のアイコンからMANAGE CHANNNELを開きます。


MANAGE CHANNELの上中央にあるコピーボタンを押してストリームキーをコピーします。
注意⚠: コピーしたストリームキーは絶対に他人へ教えないで下さい。間違えて公開してしまった場合はRegenerate Stream Keyから再生成することが出来ます。



VTF版OBS Studioを起動し、設定->配信を開き以下のように設定します。


配信種別: Beam FTL Service
サーバー: Asia: Tokyo
ストリームキー: 先ほどコピーしたもの

2.出力設定
設定->出力->配信タブを開き、以下のように設定します。


出力モード: 詳細
オーディオトラック: 変更不要
エンコーダ: x264
ストリーミングサービスのエンコーダ設定を適用する: 変更不要
出力をリスケールする: 変更不要
レート制御: CBR
ビットレート: 3400 映像+音声で合計10000kbps以内に収めて下さい。2500~5000辺りが無難です。
特定バッファサイズ: オフ(安定しない場合はビットレートの2倍を指定すると良いです)
キーフレーム間隔: 2秒(安定しない場合は1~3の間で調整して下さい。間隔を長くすると帯域を節約できます。)
CPU使用のプリセット: veryfast(余裕がある場合はfaster)
プロファイル: high
チューン: zerolatency
可変フレームレート(VFR): オフ


設定->出力->音声タブを開き、以下のように設定します。


トラック1
 音声ビットレート: 96~128kbps 映像+音声で合計10000kbps以内に収めて下さい。


※以下の録画設定はローカル録画をする場合にのみ設定して下さい
設定->出力->録画タブを開き、以下のように設定します。


種別: 標準
録画ファイルのパス: 保存先フォルダを指定します。(システムドライブ非推奨)
スペース無しのファイル名を生成: オン
録画フォーマット: flv(mp4だと何らかの理由で強制終了した場合などにファイルが破損します。FTL配信でmkvはエラーが出ます。)
オーディオトラック: 1
エンコーダ: ストリームエンコーダを使用
出力をリスケールする: オフ

3.音声設定
設定->音声を開き、以下のように設定します。


サンプリングレート: 48kHz
チャンネル: ステレオ
デスクトップ音声デバイス: 放送にPC音として乗せる再生デバイスを指定します。
マイク音声デバイス: マイクに使用する録音デバイスまたは、ステレオミキサーを指定します。

4.映像設定
設定->映像を開き、以下のように設定します。


基本解像度: 1280x720 または 1920x1080
出力解像度: 1280x720 または 1920x1080
縮小フィルタ: ランチョス
FPS 共通値: 29.97 または 59.94
FTL配信は1080p30以下推奨、ロードが長くなり視聴できない人が増えるため720p30までが無難です。

設定例
最高設定: 1920x1080p 60(59.94)fps 非推奨
映像重視: 1920x1080p 30(29.97)fps
動き重視: 1280x720p 60(59.94)fps
安定重視: 1280x720p 30(29.97)fps

5.詳細設定
設定->詳細設定を開き、以下のように設定します。


一般
 プロセスの優先度:
映像
 レンダラー: 変更不要
 ビデオアダプター: 変更不要
 カラーフォーマット: NV12
 YUV 色空間: 709 YUV 色範囲: 一部 現状ではブラウザの仕様で白飛び黒潰れになるため一部(リミテッドレンジ)推奨
音声
 音声モニタリングデバイス: 変更不要(違うスピーカーでモニタリングしたい場合は変更して下さい)
自動的に再接続
 有効にする: オン
 再試行の遅延: 1秒 最大再試行回数: 5
ネットワーク
 IP選択: 規定
 新しいネットワークコードを有効にする: オン
 低遅延モード: オン

ニコ生(新配信)のセットアップ

1.配信設定
公式版OBS Studioを起動し、設定->配信を開き以下のように設定します。


配信種別: ニコニコ生放送

ログインタイプ: メールとパスワードでログイン
メールアドレス: ニコニコのメールアドレス
パスワード: ニコニコのパスワード


または

ログインタイプ: クッキーのユーザーセッションを使用
セッション: クッキーに保存されているnicovideo.jpのuser_session_xxxxxxxxxxを貼り付け
ブラウザーによって取得方法が異なるので各自で調べて下さい。


映像ビットレートを自動調整: オン(新配信では効果無し?)
自動で配信開始と枠移動を行う: オフ(新配信では強制切断されるため使用不可)

2.出力設定
設定->出力->配信タブを開き、以下のように設定します。


出力モード: 詳細
オーディオトラック: 変更不要
エンコーダ: x264
ストリーミングサービスのエンコーダ設定を適用する: 変更不要
出力をリスケールする: 変更不要
レート制御: VBR
ビットレート: 1904 映像+音声で合計2000kbps以内に収めて下さい。少しでもオーバーすると強制切断されます。
特定バッファサイズ: オフ(安定しない場合はビットレートの2倍を指定すると良いです)
CRF: 18

キーフレーム間隔: 1秒(1秒以上に設定すると乱れる場合があります。)
CPU使用のプリセット: veryfast(余裕がある場合はfaster)
プロファイル: main
チューン: zerolatency
可変フレームレート(VFR): オフ


設定->出力->音声タブを開き、以下のように設定します。


トラック1
 音声ビットレート: 96kbps 映像+音声で合計2000kbps以内に収めて下さい。

3.音声設定
設定->音声を開き、以下のように設定します。


サンプリングレート: 48kHz
チャンネル: ステレオ
デスクトップ音声デバイス: 放送にPC音として乗せる再生デバイスを指定します。
マイク音声デバイス: マイクに使用する録音デバイスまたは、ステレオミキサーを指定します。

4.映像設定
設定->映像を開き、以下のように設定します。


基本解像度: 800x450 または 1920x1080、1280x720
出力解像度: 800x450
縮小フィルタ: ランチョス
FPS 共通値: 29.97

5.詳細設定
設定->詳細設定を開き、以下のように設定します。


一般
 プロセスの優先度:
映像
 レンダラー: 変更不要
 ビデオアダプター: 変更不要
 カラーフォーマット: NV12
 YUV 色空間: 709 YUV 色範囲: 一部 現状ではブラウザの仕様で白飛び黒潰れになるため一部(リミテッドレンジ)推奨
音声
 音声モニタリングデバイス: 変更不要(違うスピーカーでモニタリングしたい場合は変更して下さい)
自動的に再接続
 有効にする: オフ 配信終了後(強制切断後)に停止できない不具合があるためオフ推奨
ネットワーク
 IP選択: 規定
 新しいネットワークコードを有効にする: オン
 低遅延モード: オン

同時配信のセットアップ

OBSの画面をNDI出力する方法と映像ソース毎にをNDI出力する方法がありますが、obs-ndiの旧バージョンを使うなど特別な理由が無い限り前者で問題ありません。
1-1.NDI出力の設定 方法1: OBSの画面をNDI出力
VTF版OBS Studioを起動し、ツール->NDI Output settingsを開きます。


Output nameに任意の出力名を入れ、Enable NDI Outputのチェックをオンにします。
出力を開始すると映像設定が変更できなくなります。

1-2.NDI出力の設定 方法2: ソース毎にNDI出力 必須ではありません。
NDI出力したいソースを右クリックし、フィルタを開きます。


エフェクトフィルタの+ボタンを押し、Dedicated NDI outputを選択します。


フィルタ名が出力名となるので任意の出力名を入力します。

2.NDIソースの追加
公式版OBS Studioを起動し、ソースを右クリックし、追加->NDI Sourceを選択します。


Source nameのプルダウンメニューにPC名(出力名)の形式でソース一覧が表示されます。
表示したいNDIソースを選択し、OKを押してください。
2PC配信などで映像が安定しない場合はLow bandwidth modeのチェックをオンにすると改善する可能性があります。


ソースを選択してCtrl+Fまたはソースを右クリックし、変換->画面に合わせるでサイズを調整します。


さらに、ソースを右クリックし、スケールフィルタランチョスに変更することで縮小による潰れやボケを抑えることが出来ます。


以下のようにVTF版OBS Studioで表示した映像と同じ映像が公式版OBS Studioに表示されたら同時配信のセットアップは完了です。


以上で完了です、おつかれさまでした。

コメントビューア・コメントジェネレーターのセットアップはその弐(準備中)へ

更新履歴

2017/06/03 記事公開
2017/06/07 タイトル・本文修正
2017/06/11 追記・設定修正
2017/06/19 本文修正


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