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【富野作品】伝説巨神イデオンを語る 争う事 我思う故に我在り

2015/09/21 02:14 投稿

コメント:7

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ばわ、ロランPです。

ついにやってきたイデオン回。
この作品は、富野さんが作った作品の中で、かつて私が1番好きだった作品です。

さて、この「伝説巨神イデオン」
ずっと何について語るかすっげー悩んでたんです。
好きすぎて、どの部分を話すのか。

で、悩んでた時にある出来事がありました。
私の知り合いが、ある意見の食い違いから言い合いに発展した出来事がありまして。
そもそも、その知り合い同氏は仲が良かった、と私は見てたんですけど、片方に譲れないものがあって、そこから始まったわけですねー。今回はこんな出来事を見たので一気に気分で描いちゃおう!となり今回のテーマにいつもより適当に書きます。

あらすじ
地球の人口が増えまくって、宇宙の外惑星に移民出来る星を探し始めた地球人。
主人公たちがついた惑星は住めそうなところだったが、なんかでかい乗り物が3台発掘され、かつて文明を持った人間が住んでいたようなので発掘調査。
そこに、地球とは全く違うところから来た大勢力、バッフ・クランという人類があとからその惑星に降り立つ。
そこでのファーストコンタクトは、お互いを恐れた故の「殺人」という最悪の始まりだった。
強大な軍、ロボットを持つバッフクランに対して力を持たない地球人だったが、発掘したメカが合体したロボット、イデオンを駆り果てしない逃亡の戦いへと身を投げる。


ガンダムに続いて、人同士の殺し合いになります。
お互いが相手を異星人、って認識でして、言葉がまず通じない。それに文化や風習が違う。
例えば序盤のエピソードにて、人類側が降伏の白旗を掲げたのですが、それを見たバッフクランは激高。バッフクランの文化において、白旗とは「自分たちの命を投げ打ってでも相手を皆殺しにする」という意思表示だったのです。
こうして、分かりあえないまま無残な殺し合いが繰り広げられていきます。

ストーリーラインは今回お休み。理由として、私はTV版は全話見れてないので、語れないのです。代わり違うコーナーを準備しました。

思い出すだけで気分が落ち込むエピソード集!
・途中に登場したヒロイン、キッチン・キッチンは死に方が無残。映画では首が吹っ飛ぶ。
 小説版では主人公とライバルの一騎打ちに無理に割り込んで、主人公に誤認で射殺される。

・イデオンはイデバリアというチートスキルを持っており、基本敵の攻撃で装甲が破られることはない。
そこで敵が考えた方法は、「内部のパイロットを殺す」方法。
大型爆弾を携えた自爆専用の戦闘機を一か所にわたって特攻。100mの巨体のイデオンは運動性が低く避けられないため、爆発の熱は機体内部に届いてしまい、中にいたパイロットは熱で溶かされて蒸発。
他には脳を振動させる音波で機体中に直接攻撃。主人公たちは嘔吐、失禁、発狂と殺されかけた。

最終決戦ではイデオンを倒しきれないので敵は母艦を直接狙った。
敵が数の優利を生かして白兵戦で乗り込んできたため、地球側はなすすべもなく次第に殺されていく。主人公の幼馴染のカーシャはショットガンで全身を穴だらけにされて絶命。
地球側にとってイデの力を引き出すカギを担っていたカララ
(最初に地球人を殺しちゃったバッフクラン人。母国側に戻ることも出来ず、艦長のベスとの子供を身ごもる。地球とバックフランのハーフである子供は、希望でありイデオンの純粋な生へ力の呼応に一番反応した)
は乗り込んできた姉のハルルに殺されてしまう。もちろん子供も助からない、はずなのだが…
姉のハルルが妹を憎んだ理由は、許嫁をイデオンにぶち殺されたから。

とまぁ、もう殺し合いの連鎖なのである。
さて、劇場版、小説版ラストでは救いの部分があるのだが、あえてそこには目を向けず語っていこうと思う。

人が殺し合う事。
言っちゃ悪いが、これは人間だから、としか言いようがない。
しかし人間は何だ?というところを遡っていくとまずは生き物になる。
生き物ってのは生きてるわけだが、生きるために何かしら貪って生きてるわけだ。
人は動植物を、動物は動植物を、植物は水や光や土の栄養を。
基本、何かしら奪うことでその身を生かし続ける生き物。
植物のころから昆虫、動物になっていくにあたって本能ってのが増えて(植物にもあるかもしれないが)それが人になったら自我と呼んだ。

我思う、故に我在り だ。この自分って定義は動植物だってしてるかもしれない。
こうやって自らを世界から切り離して個の存在としたのは結果、文明を発達させた。
しかし、問題としては個即ち自己を尊重するため、どうしても他人、他の個をないがしろにしてしまう、自分を大事にするため他と争ってしまうのである。

ぶっちゃけ、今私たちが争うのなんて、生まれてくる前からやってる。
私らが生まれてきたのだって何億分の一の一匹が他の奴らを蹴落として生まれてきたわけで。
私たちはずっと争って生きることがスタートから身に染みてしまっている。
まず初めに争い在りきとでも言わんばかりだ。この業からは逃れられない。

じゃあ、一生生き物は貪って殺し合って、滅ぶまでこれを続けるんだろうか?
少し待ってほしい。
私たち生き物が 我思う、故に我在り によって個となって進化していった先に得たもの、それは思考する事。人間になって他の生物を抑え込むくらいの力がそ現時点ではある。
その思考する事こそが私たち生き物が人間として進化した末に得た唯一無二の物ではないか。

思い考える事で、個である自らを知るほかに、他を考えることも出来る。
相手を思いやり、思い合うことも出来る。
現状私たちが争いをなくすにはこれしかないのでは、と私は思う訳だ。
それが出来なきゃ、イデオンのラストのように争う人間同士全てを消滅させるほかなくなってしまう。

まぁ、生き物が生き物である以上、他を貪る事の解決にはならないため、そこから生まれる恨みつらみは消えないわけで、話し合い思い合うだけですべてが解決するわけじゃないのがもどかしいものだが。
こっちの根本の問題は、別の記事でいずれ描く予定。

人間が争うのは、意見の食い違い、価値観の違い、身分の違い、立場の違い、とにかく自分と違ったり分からないものとは相容れないとなって争ってしまう。
相手を物理的に殺して無にしてしまうのではなく、話し合って解り在えるようにありたいものだ、とこんな記事を書いて思い悩む。

コメント

中道de虚界認識
No.5 (2015/09/22 00:03)
例の如く、イデオンはスパロボのみで、イデオンのイデゲージをマックスにしてラスボスをボコってたのはいい思い出w たしかに劇中では最悪の出会い方から、泥沼の戦争状態でした。首が飛ぶのは知ってましたけど、他もそんなえげつないことしてたんですね・・・
最近知ったんですが、イデオンのイデオナイトと宇宙世紀のサイコフレームは同種の物らしく、そう考えれば、隕石を押し返す無茶だってジム神様の神通力の一種というなら、まったく、ナンの問題もないですね(白目)

戦争っていうと「憎しみがー」って論理が多い気がしますが、冷静に世界を見ると憎しみでやってるのは民族紛争とかで、侵略をやっちゃいけないことが文律・不文律になった(なっているはずの)現代は経済が昔以上に戦争をしている気がします。憎悪は、なんか今の時代はそれをパワーゲームのツールとして使ってる気がするんですよね、支配する側が。いや・・・昔からかな?

イルカ・捕鯨の問題はそれこそバッフクランの白旗と同じで、滅多なことでは絶対に変わらない認識の問題という気がします。これも多く争いの原因になりますね。
絶対ということをあまりつくらず、個にも、全にも寄り過ぎず、だいたい真ん中を歩く。難しい・・・。
ロランP (著者)
No.6 (2015/09/22 00:14)
>>5
チュウドウ=サン、ドーモデス。
最近の戦争というか、むかしから利益目的ですからね。戦争やる方々は建前として立派なことを言いますけど。
相手が分からない、理解できない。何されるかわからない、だから滅ぼす!ってのが民族紛争ってところでしょうか。
しっかし、幸せになるための宗教で争って死ぬとか、本末転倒な事になってるけど、彼らは自分の命よりも宗教が大事なのかなぁ?と思いつつ、結局は裏で利益目的で戦争やが廻してるのかなぁと思うと踊らされてる巻き込まれてる方々は不憫というか。まー遠巻きだからこんな事いえてるだけで、いざ日本にもテロが起きたら笑ってられないしなぁ、と00を思い出します。つまりは、対岸の火事じゃなくて私らも意識しなくちゃいけないんですよね。
び~む!
No.7 (2015/10/01 06:14)
\(゜ロ\)宇宙が狭く感じる(/ロ゜)/
人類に逃げ場なし
けれど、人間の感情は宇宙を圧迫していく!デデデン!!!
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