bearkumaの違法行為シリーズ

「藤女生徒会の犯罪」のあとがきのあとがき(の続き)

2013/09/15 16:42 投稿

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生徒会役員たちの恋愛研究って、住居侵入罪になるの?

管理権者に住居等への立ち入りを錯誤させ、立ち入ったことは住居侵入罪に該当するといいましたが、じゃぁ、生徒会役員たちの恋愛研究は、住居侵入罪を構成するの?というコメントがありました。

確かに、顧問は当然のことながら、生徒会室への立ち入りについて、生徒会活動を行う目的のためにという制限を加えています。しかし、それだけで罰しようとすると、社会通念に照らしてもバランスが悪いといえます。

例えば、生徒会活動をしながら、途中で休憩を取りましょうということで、お茶をするといってことは、当然のことながら、目的を錯誤させたというには言いすぎですし、また、罰するに値しないとするのは当然です。

では、これはある自動車メーカーの一次下請け(車体の開発も任されているほどの主要な下請け)業者での事件ですが、ある社員が勤務中に開発中の車体デザインを写真に撮り、それを雑誌にスクープ写真として売り込んだという事件がありました。当然、この事件によって元請からの信頼を損ね、デザインのやり直しも検討されました。(実際にやり直しをしたかどうかは不明ですが)しかし、このような産業スパイ紛いな行為自体を処罰する法律はありません。しかし、この社員は住居侵入罪で逮捕、処罰されました。

当然、この社員は勤務中であったことから、仕事をするという目的はありました。同時に開発中の車体を盗撮するという目的もあったと言えます。
この盗撮する目的が、どの程度の違法性があるのか問題になってきます。社会通念に照らし合わせてみれば、大方の人は罰するべき問題であると考えるでしょう。

意外に思われるかもしれませんが、実際に刑法の適用や解釈において、社会通念が幅を効かせています。法学や刑法学を一度でも学ばれたことがある方ならご存知ですが、刑事法において罪刑法定主義は絶対です。罪刑法定主義とは、いわば「その行為が犯罪としている法律が存在しなければ、罰することはできない」という近代法の前提の一つです。しかし、刑法などにはいちいち適用すべき具体例や範囲を示していません。

そのため、適用すべきケースや範囲について、一つ一つ検討する必要があるのです。
その中には、その行為の違法性の量と質が問われます。
例えば、生徒会役員が「明日、どこか遊びに行こうよ」ということを話し合うためだけに、生徒会室に集まったとして、それを罰するほどの違法性が認められないのは確かです。

エノの場合、マキとリコの信頼を貶めようとする目的、そして会議の進行を妨害した業務妨害の目的を有しています。そのため、罰するほどの違法性があると認めることは妥当なことです。

一方で恋愛研究はどうなるのか?といえば、すぐに違法性に問うことはできません。
仮に生徒会活動に支障が出るほどの問題であれば、顧問が注意をすればいいです。また、場合によって立ち入りの禁止や、生徒会室からの退去を命じれば済む話です。



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