『会いに行くアイドル』をコンセプトに活動しているAKB48チーム8が、満を持して劇場公演を行った。
2014年8月5日(日)AKB48劇場、SKE48劇場
他のチームとは異なり『会いに行くアイドル』として劇場を持たずに活動するチーム8。その中から16名ずつに分かれたメンバーでAKB48劇場、SKE48劇場でそれぞれステージを踏んだ。
普段、先輩たちが立っている劇場のステージでパフォーマンスすることは大きな喜びになったようで、この日のために積んできたレッスンの成果を初めから出し切った全力のパフォーマンスを見せた。
一方、自己紹介では言葉に詰まったり、曲紹介でもタイトルがなかなか出てこなかったりと緊張を隠しきれない場面もあった。AKB48劇場ではファンの掛け声で笑いが起こったり、「桜島「どっかーん」」(下青木/鹿児島県)、「びっくり「ぎょうてん!」」(行天優莉奈/香川県)など、メンバーの キャッチフレーズを一緒に言ったり、初めての公演とは思えないほどの温かさが会場を包み、SKE48劇場では、緊張しているメンバーに対してほかのメンバーが「大丈夫?」「頑張って!」と声を掛け合ったりと、ファンとメンバーみんなの力で初めてのステージを乗り切った。
緊張感いっぱいの公演の中でも、自然と笑顔がこぼれる場面も。出身地をテーマにしたトークコーナーでは故郷を思い出してリラックスしたのか、AKB48劇場では、チーム8最年少12歳の宮里莉羅(沖縄県)は、中野郁美(鳥取県)が鳥取県の自慢として紹介した『砂丘』を「知らない」と答え、それに対し中野が「大きな砂場」と教えると会場に大きな笑いが起こった。
また、SKE48劇場では「かっこいい大仏や鹿がいる(大西桃香/奈良県)」、「伊勢神宮に松坂牛。いいこといっぱい(山本亜依/三重県)」と、チーム8らしくご当地自慢に花が咲いた。
そして『桜の花びらたち』では、会場がピンク一色に。その光景にメンバーの笑顔もひときわ輝いていた。
Wアンコールの際には、チーム8メドレーとして、言い訳Maybe、ポニーテールとシュシュ、ラブラドール・レトリバー、恋する充電プリウスを披露した。
自分たちだけで公演を任され、これだけの曲数を披露することも初めての経験。AKB48のコンサートや各地方でのイベントでステージに立ったことはあったが、披露する曲数は限られていたため、他の公演と比べて曲数の少ない『PARTYが始まるよ』とはいえ、チーム8にとっては大きな壁であるとともに、その分大きな成長を遂げる絶好の機会となった。
公演終了後は緊張から解き放たれた安堵感と、公演をやり切った達成感で、涙ぐみ抱き合うメンバーたち。改めてステージに立つ厳しさと、先輩グループやチームの偉大さを実感した一日になったようだ。
<メンバー>
【AKB48劇場】
舞木香純(福島県)・吉川七瀬(千葉県)・佐藤栞(新潟県)・中野郁美(鳥取県)・阿部芽唯(島根県)・谷優里(広島県)・下尾みう(山口県)・濱松里緒奈(徳島県)・行天優莉奈(香川県)・高岡薫(愛媛県)・福地礼奈(佐賀県)・岩崎萌花(長崎県)・倉野尾成美(熊本県)・吉野美優(大分県)・下青木香鈴(鹿児島県)・宮里莉羅(沖縄県)
【SKE48劇場】
早坂つむぎ(山形県)・藤村菜月(愛知県)・横道侑里(静岡県)・山本亜依(三重県)・橋本陽菜(富山県)・北玲名(石川県)・長久玲奈(福井県)・近藤萌恵里(長野県)・永野芹佳(大阪府)・山田菜々美(兵庫県)・山本瑠香(和歌山県)・大西桃香(奈良県)・濱咲友菜(滋賀県)・人見古都音(岡山県)・廣瀬なつき(高知県)・谷口もか(宮崎県)
<セットリスト(AKB48劇場)>
M00:overture
M01:PARTYがはじまるよ(ALL)
M02:Dear my teacher(ALL)
M03:毒りんごを食べさせて(ALL)
M04:スカート、ひらり(中野、倉野尾、高岡、谷、舞木)
M05:クラスメイト(下尾、宮里、行天、阿部、吉野)
M06:あなたとクリスマスイブ(下青木、濱松)
M07:キスはダメよ(福地、佐藤栞、岩崎)
M08:星の温度(中野、倉野尾、吉川、舞木)
M09:桜の花びらたち(ALL)
M09:桜の花びらたち(ALL)
M10:青空のそばにいて(ALL)
~アンコール~
EN1:AKB48(ALL)
EN2:スカート、ひらり(ALL)
EN3:桜の花びらたち(ALL)
~Wアンコール~
EN4:メドレー『言い訳Maybe、ポニーテールとシュシュ、ラブラドール・レトリバー、恋する充電プリウス』(ALL)
EN5:心のプラカード(ALL)
■AKB48公式サイト→http://www.akb48.co.jp/
(素材提供 : AKS)
<AKB48劇場>
<SKE48劇場>
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