結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2012年7月10日 Vol.015
結城クイズ
「 」の中のひらがなを漢字に直せますか(かな漢字変換を使わずに)。
「きかん業務」の部署から「品質ほしょう」の部署へ
「人事いどう」になった。
製品が「左右たいしょう」かを調査し、
統計的処理を行うため「かくりつ論」の知識は必須。
「オブジェクトしこう」の知識も必須。
「衆人かんし」の中で発生した先日のトラブルでは
事態を「しゅうしゅう」する役目も担った。
はじめに
結城です。いかがお過ごしですか。 いまこれを書いているのは2012年7月6日ですが、とても、蒸し暑いです…。
最近はずっと、次に書く本の下準備をしています。 具体的に何をしているかというと、
- どういう本を書くかを頭の中で考える
- 出版社向けの企画書を書いてみる
- 章立てを考える
- 章の構成を考える
- その本でいちばん書きたい部分を書いてみる
- 美しいものや楽しいものに触れ、 どうしてそれを美しいと感じるか、
どうしてそれを楽しいと感じるかを研究する
ということをやっています。
結城の本の準備はそれほどシステマティックなものではありません。 とにかく、その本のことをどっぷりと考え、 「こうやったら、どうなるかな?」と思ったことを 全部やってみるという準備の仕方をしています。
このような準備の仕方は、効率が良くないといえばそうなのですが、 マニュアル化してしまうと、その本がどこかよそよそしくなって、 あまりうまく行かないのです。
どうも私は、 「その本に関して、私は全権を担っていて、何でもやっていいんだよ」 という状態が好きなようです。わがままといえばわがままなんですが、 著者(author)というものはそういうものだと思っています。
結城は本を書く仕事が大好きで、いろんなことを試してみたい。 おもしろくて、よい本をたくさん書きたい。 そして私が書く本を必要としている読者さんにきちんと届けたい。
もちろん本を書く仕事は私の生活を支える大切な「お仕事」なんですけれど、 お金がもうかればいいというものではないと思っています。
自分が見つけた「そうなんだ!」や、自分が学んだ「なるほど!」を 読者さんに届けたい。そのために適切な形式や経路をいつも探りたい。 結城はそんな風に思っています。
さてさて、それでは今回のメルマガを始めましょう。 今回は特別企画「結城浩セミナー/プレビュー版(2)」がありますので、 このメール自体は、いつもよりも短くなっています。ご了承ください。
目次
- 特別企画 - 結城浩セミナー/プレビュー版(2)
- Q&A - どうしたら作家になれますか?
- 次回予告 - とっておきの話題
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