結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2020年6月2日 Vol.427
目次
- SNSがつらくなるとき - コミュニケーションのヒント
- Webサイト「結城浩のPDF」を作る(3)
- 年下と比べて落ち込んでしまう
- Web連載を単行本にするために行った作業 - 本を書く心がけ
はじめに
結城浩です。
いつもご愛読ありがとうございます。
* * *
漫画家さんのリモートワークの話。
漫画家のマキヒロチさんが以下のようなツイートをしていました。リンク先に漫画による解説があります。
(引用)
ほっとんどの人が全く参考にならないと思いますが、アシスタントさん呼べなくて在宅作業困ってる漫画家さんいるかなと思い、私の仕事の仕方を描いてみました。無駄が多いように見えるかもですが試行錯誤してこの形で落ち着いてます。よかったら読んでみてください
https://twitter.com/makihirochi/status/1249970661293875200
(引用終わり)
これを読んで結城は「すごい」と思いました。13人ものアシスタントさんが物理的に作業場所に来ることなく漫画を書いているという点と、なさっていることが他の業種にも応用が効きそうだという点ですごいと思ったのです。
結城は読みながら、うまくいっているポイントを以下のように理解しました。
- 人々が集まる時間を決める。
- 目的ごとにSkypeの「部屋」を分ける(連絡部屋、仕事投げの部屋、凡ミスチェックの部屋、書き出しチェックの部屋)。
- ボスのいない「部屋」がある。
- アシスタントさんの裁量に任せるところは思い切り任せる。
- 「全員が関わるところ」と「各人が関わるところ」を分離する。
- アシスタントさんの「まとめ役」を置いている。
- 新たに新人アシスタントが加わったときの導入手順が確立している。
これらのポイントによって、各人のパフォーマンスが最大化できるのではないかと思いました。
そしてまた、この方法を考え出し、改良しているのがトップ(ボス)である点も重要でしょうね。この方法を最もよく理解している人が決定権を持っている。これによって改良がスムーズに行われるからです。
リモートワークの重要性が語られる現在、詳しく研究する価値があると思いました。
* * *
「お腹ドライヤー」の話。
先月も紹介しましたが、お腹にドライヤーを掛ける「お腹ドライヤー」は不安な気持ちを抑える効果が非常に高いのでおすすめです。
なぜか気持ちが焦るとき、必要以上に不安を感じるとき、いつもの自分とは違う感覚に襲われるとき……そんなときに、お腹をドライヤーで温めるのです。
やけどしないようお腹との距離には十分注意しながら、ドライヤーの温風をお腹全体に当てます。当てる時間は自由です! 温かくて気持ちがいいなあと感じるくらいの時間ですね。お腹だけではなく、背中や太ももや首のまわりやお尻にも当てます。
結城は、寝室にお腹を温める専用のドライヤーを常備しています。おすすめは朝一番ですが、夜眠る前もいいですね。何となく気分が乗らないときにはいつでもOKです。
「お腹ドライヤー」を掛けると「いつもの自分に戻る」感じがします。ドライヤーは多くの方が持っているし、単にお腹を温めるだけなのですぐにできるし、効果もすぐに実感できます。結城自身、毎日のように掛けています。
これは、想像以上に気分が変わります。ほんとです。
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それでは、今回の結城メルマガを始めましょう。
どうぞごゆっくりお読みください。
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