結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2013年2月26日 Vol.048

はじめに - 大学受験

おはようございます。 いつも結城メルマガをご愛読くださり、ありがとうございます。

結城は数学読み物「数学ガール」シリーズを刊行していますので、 読者さんには高校生の方もたくさんいらっしゃいます。 Twitterなどでやりとりしている方の中には受験生の方も。

このメルマガを書いている今日は2013年2月25日(月)です。 国公立前期試験の受験日ですね。たいへん寒いものの、 それほど荒れた天気にならなくてほんとうによかったです (あ、でも東北の方では積雪がすごいとか…)。 どうか受験生が自分の実力を出し切れるようにと心から願います。

ある程度年齢がいってしまうと「受験」というのは人生の山の一つに すぎなくなってしまうのですが、若い人にとってみればそんなことはありません。 全力で試験に向かえればよいな…と思います。

考えてみると、受験というのはさまざまな要素が入り交じっています。 生まれながらの能力も、育った環境も、もちろん自分自身の努力も、 また教師や本との出会いも…

自分が受験生だったころを振り返ってみると、 何もわかっておらず、何がなにやらわからないまま突っ走っていたような 気もしますね。そのくせ鼻っ柱は強くて、まるで世界のすべてを知っているような 気持ちになっている。うむむ…。 そんな生意気な若者を見守ってくれた家族や学校に感謝したいです。

まあ、ともあれ、今回のメルマガを始めましょう!

あ、そうだ。 前回のVol.047では「手書きノートのスナップショット」をお届けする予定と 予告していましたが、都合により「講演「数学ガールの誕生」(2)」に 変更させていただきます。すみません。

目次

  • はじめに - 大学受験
  • 本を書く心がけ - 講演「数学ガールの誕生」(2)
  • 特別企画 - 「フリーランスに向く人」をめぐって
  • Q&A - 結城メルマガでのプレビュー版がよくわかりません
  • 次回予告 - 手書きノートのスナップショット(10)