教養論その17「強度の高いアナロジーを見つける方法」(1,833字)
アナロジーこそ教養の源泉である。そして、アナロジーには固有の「強度」がある。
強度をどのように計るかといえば、それを使用可能な事例の数を数えるのである。使用できる数が多ければ多いほど、強度は高くなる。
例えば、「矛盾」というアナロジーはとても強い。また、「境界線」というアナロジーも強い。これらは、いずれも数え切れないくらい多くの事例にあてはめることができるからだ。
そういう強度の高いアナロジーをたくさん収集していくと、アナロジーに強くなる。アナロジーは教養の源泉なので、強度の高いアナロジーを収集していけば、自然と教養も深まるというわけだ。
では、どのようにして強度の高いアナロジーを探していけばいいのか?
ところで、ぼくは普段ものを考えるとき、あることを自分に義務づけている。それは、世の中から「似た事例を見つけてくる」ということだ。
例えば小説を書くとき、必ずその元ネタとなるような小説を探し
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