教養論その14「言葉は思考のための道具」(1,947字)
教養を身につけるためには知識が必要である。
この連載では、教養の定義の一つを「面白がる力」とした。
例えば、「映画を面白がる力こそが教養」としているのだが、それには「知識」を必要とする。知識がなければ、映画を面白がることはもちろん、それ以前に理解することも不可能だからだ。
つまり、知識がなければ映画を面白がることもできず、映画を面白がることができなければ教養も身につかない――というわけである。
そこでここでは、教養を身につけるための知識について、どのように養っていけばいいのか、考えてみたい。
「教養を身につけるための知識」といって、まず思いつくのはなんといっても「言語」である。例えば上記の映画にしても、言葉を理解していなければ、ほとんどの作品を理解することができない。外国語の映画も、もちろん見ているだけで面白いものもないわけではないが、言葉を理解できた方がもっと面白くなるのは自明の理である
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