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教育考:その25「『ドラゴンボール』に学ぶ好奇心の育み方」(1,794字)

2015/07/02 06:00 投稿

  • タグ:
  • ドラゴンボール
  • 岩崎夏海
好奇心の育み方には、主に二つのアプローチがある。それをここでは、仮に「父親的」アプローチと「母親的」アプローチと呼ぶ。
今日では、この呼び方はジェンダー的な差別とのそしりを免れないかもしれない。しかし古来より、この二つのアプローチはだいたい父親と母親が分担してきた。
そうしてそれは、子供が母親の胎内から生まれてくるという摂理が変化でもしない限り、今後もずっと代わらないだろう。

だからここでも、それを父親的、母親的と呼ぶことにする。ただしもちろん、父親が父親的なアプローチを、母親が母親的なアプローチをしなければいけないというわけではない。これが入れ替わってもいいし、どちらかの親が両方担ってもいい。


まず「父親的」なアプローチであるが、何かに夢中になっている姿を見せること――その背中を見せることである。
これは、「ドラゴンボール」の主人公・孫悟空に典型的だ。
孫悟空は、戦いが好きである。そして

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