自主制作映画を作った。タイトルは「小劇場のボクサーたち」。時間は56分の中編だ。これは、「PFFアワード2015」というコンペティションに提出したので、しばらく公開することができない。
今回、映画を作ったことによって、映画のことをより深く考えられるようになった。具体的には、「映画とは何か?」ということを考えるようになった。
そこで今日は、「映画とは何か?」ということについて書いてみたい。
映画を作って分かったのは、映画を作るということは、作っているあらゆる瞬間に「映画とは何か?」という問いを突きつけられるようなものだ――ということだ。そして、映画を作るという行為は、あらゆる瞬間に「これが映画です」という答えを出していく――というものなのだ。
脚本を書くとき、撮影をするとき、編集をするとき、常に「どうすれば映画になるか?」という問いがある。そして、そのあらゆる
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