ハックルベリーに会いに行く

「アナと雪の女王」の楽しみ方(2,238字)

2014/05/09 06:00 投稿

コメント:4

  • タグ:
  • 登録タグはありません
  • タグ:
  • 登録タグはありません
「アナと雪の女王」については、先週の記事でも触れたが、リクエストをいただいたので、今週も触れてみたい。

「アナと雪の女王」についてユニークなのは、この映画を見た人の中で、エンターテインメントになまじ詳しい人は、「このストーリーのレベルが低いのではないか?」と勘ぐってしまうことだ。
なぜなら、この映画のストーリーは、精緻には描かれていないからだ。むしろ破綻した不明瞭な部分が多く、稚拙に見える。細かく見ていけば、前触れや伏線もなしにさまざまな事象が展開する。要は、ツッコミどころが多いのである。

例えば、ストーリーの最も重要な部分である「アナが助かる」というシークエンスについては、なぜ助かるのか、論理的な説明がなされていない。理由が今一つ不明瞭なのだ。
他にも、重要な登場人物である雪だるまのオラフがなぜ誕生するのかや、ヒーローであるクリストフがなぜ助けにくるのかも不明瞭である。
そういう不明瞭さが、ツッコ

ここから先は有料になります

ニコニコポイントで購入する

チャンネルに入会して購読する

  • この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント

岩崎夏海 岩崎夏海
(著者)

>>1
岩鬼の絵が上手く描けたんで三振の予定をホームランに変えてしまった水島新司さんのようなエピソードですね。そういう酔っ払いがやるような感覚を上手くクリエイションに取り込めると名作が生まれるんです。

No.2 127ヶ月前

リクエストにお応えいただき感激しております!
そのように急遽変更されたストーリーが、火事場の馬鹿力に繋がったと考えると面白いですね!

No.3 127ヶ月前
岩崎夏海 岩崎夏海
(著者)

>>3
こちらこそ、リクエストしていただきありがとうございます。
「アナと雪の女王」は、実際分析しがいのある、深いストーリーだと思います。

No.4 127ヶ月前
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

ハックルベリーに会いに行く

ハックルベリーに会いに行く

月額
¥880  (税込)
このチャンネルの詳細