1994:その15(1,737字)
松任谷由実は1954年1月19日生まれ。団塊の世代から5歳ほど下である。東京都八王子市出身で、1971年、17歳でプロの作曲家としてデビューする。また、翌年の1972年に、今度は歌手としてもデビューする。
最初はなかなか売れなかったが、一方で業界内での支持者も後を絶たなかった。秘めたる可能性を感じさせる強烈なカリスマ性を持っていたからだ。それは歌詞、楽曲、そして歌のどれもにである。ユーミンは、そのどれもが技術的に長けているというわけではなかったが、他にはない独特の個性を持っていたのだ。
1975年に作曲した『「いちご白書」をもう一度』が大ヒット。また自身が歌った『あの日に帰りたい』も大ヒットし、名実ともに超一流のミュージシャンとなる。まだ21歳だったが、それでも4年間の下積みをした後だった。
ただし、下積み時代のことはほとんどの人が知らないから、一般には「彗星の如く現れた若き大型新人」と思
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コメント
コメントを書く(ID:12768952)
本当にそうですね。卒業写真とかもそうだし
(著者)
>>1
逆にいえば、ユーミンの歌を聞くことで「過去とは何か?」を知ることができますね。
(ID:12768952)
「春よ、来い」もそうか。以前あった春がもう一度来ると思ってるんだよな。