劣化する人は「努力する人」である。では「努力する」とはどういうことか? あるいは「努力する人」とはどういう人か?
この答えは、意外にも「頭が良い」というものだ。頭が良い人は努力する。逆に、頭が悪い人は努力しない。
なぜかというと、努力というのは「損して得取れ」という投資行動だからだ。それは長期的な利益を見込んでのことである。
そして、頭の良い人は長期的な視野に立てるが、頭が悪い人は短期的な視野にしか立てない。だから、努力ができない人はたいてい頭が悪い。逆に、努力する人はたいてい頭がいいのである。
しかしながら、その頭の良さが命取りになるというのが、なんとも皮肉な話だ。努力は、「長期的」には得なのだが、「超長期的」には、やっぱり損なのである。40歳以降にエフェクトしなくなるので、人生を狂わせてしまうことになるのだ。
劣化する人というのは、たいてい努力家だ。40歳までに努力を積み重ねてきた。だ
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