恋愛は、何のために「ある」のか?
生物学的に考えると「婚姻を促すため」という答えになりそうだ。もっというと「性交を促すため」だ。恋愛があるおかげで、性交に対して積極的になり、結果として子供が生まれ、子孫を残しやすくなる。子孫を残すことは遺伝子の究極の願いなので、これは理に適っている。
実際、高齢化して子供を生めない状態になると、多くの人が恋愛意欲を減退させる。しかしながら、近年は高齢者の恋愛意欲がなかなか減退しないという傾向も見られる。子供を生めなくなる40代以降にも、恋愛をすることが珍しくなくなった。
あるいはその逆に、「若者たちが恋愛しなくなる」という現象も見られる。そのため、性交の機会も減り、少子化は加速するというわけだ。
そう考えると、恋愛というのは必ずしも「本能的にするもの」ではないということになる。俗に、人間の三大欲求は「食欲」「睡眠欲」「性欲」だといわれるが、上記2つと比べる
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