庭について:その39(2,005字)
ヒドコート・マナー・ガーデンは、イギリスの中部、バーミンガムの南に位置するコッツウォルズ地方の北の外れにある庭園だ。
ここは、アメリカ出身の富豪の子息、ローレンス・ジョンストンが作った。ジョンストンは、国籍こそアメリカだったが、生まれたのは母が滞在するパリで、1971年のことだった。
そして1900年、29歳のときにイギリス国籍を獲得すると、その直後から1918年までの長きに渡って、イギリス海軍で働いた。そんな、変わり種の人物だった。
ヒドコート・マナー・ガーデンの敷地自体は、ローレンス・ジョンストンの母が1907年に獲得した。するとジョンストンは、その直後からアマチュア造園家として庭の整備を始める。その際、知人で園芸家のノーラ・リンゼイの助けを借りた。
ジョンストンは、最初はあくまでも趣味として、人知れず個人的にその庭を作っていた。しかし20年が経過する頃には、徐々にその評判が伝わるよう
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