この連載は令和「日本」経済について書くというものだった。しかし結局今の社会は良くも悪くもグローバル化しているので、それは「世界」との関連を抜きには語れない。だから令和「日本」経済を語ると、結果的には令和「世界」経済を語ることともなった。
そして令和世界経済を語る上で欠かせないのが「人間の不要化」だ。特に「仕事における不要化」、またそれに伴う「経済における不要化」である。人間が生産者になりにくくなった。おかげで経済に参加しにくくなった。
これまでの社会では、人は「生産」と「消費」という形で経済に参加することが基本であり、それ以外はなかった。だから、生産できない者はそれこそ「非生産的」といわれ、経済に参加させてもらえなかった。排斥されたり淘汰されたりするのが常だった。
しかし今、ロボットやAIの登場によってその排斥されたり淘汰されたりする人の方が多くなってしまった。マジョリティになった。今現在
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