古代の人はどうやって暮らしていたのだろうか?
まず「採集」がはじめにあった。動物でも植物でも、食べるものを採って集める必要があった。
その際、道具があると便利なことにはすぐに気づいた。ぼく自身、外仕事を始めると道具のありがたみをつくづく実感した。これは、古代人も同様だろう。
だから彼らは、まずは「石」を道具にした。いわゆる「石器」というやつである。また、この石器を使って木工を発展させていった。そうして、石と木の組み合わせで道具をあれこれと作っていった。
さらに、やがて「土を焼くと固まって二度とほぐれない」ということが分かってきた。そこで早速、いろいろな土を焼いてさまざまなものを作った。いわゆる「土器」だ。
ただ、これには「硬さが足りない」という難点があった。だから、主に食器などに使われるのにとどまった。ただ、それでも重宝した。特に、食料を保存する壺が有用だった。だから、古代の出土品には壺が
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