ハックルベリーに会いに行く

マンガのはじまり:その4(1,694字)

2022/10/31 06:00 投稿

コメント:1

  • タグ:
  • マンガのはじまり
日本社会は同調圧力が強い。それは人口密度が高いからだ。昔から、狭い村落に寄り固まって生きる必要があった。農作物が豊かな割に、耕作地が狭いためである。

そのため、一人でも和を乱す者がいると、村落全体の存続が危ぶまれた。だから、異端児は排除する必要があった。出る杭を打つ必要があった。
そこで、同調圧力を極限まで高め、いわゆる「村社会」を構築した。そこからはみ出る者は村八分にし、なんなら実際に殺す場合さえあった。

そういう社会は、しかし端的に息が詰まった。そこで、息抜きとして「戯」というものの価値が高まった。「ふざける」という在り方が必要不可欠となった。
ただ、ふざけることは難しかった。やりすぎると、和を乱して村八分にされかねない。しかし、穏便なのもつまらない。ちょうど良い加減や、卓抜したアイデアが求められた。

そこで、ふざけることを「考える」のではなく、「習う」という習慣が生まれた。個々人が独

ここから先は有料になります

ニコニコポイントで購入する

チャンネルに入会して購読する

  • この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント

勉強になる

No.1 23ヶ月前
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

ハックルベリーに会いに行く

ハックルベリーに会いに行く

月額
¥880  (税込)
このチャンネルの詳細