ハックルベリーに会いに行く

トヨタ生産方式について考える:その34(1,579字)

2022/09/16 06:00 投稿

  • タグ:
  • トヨタ生産方式について考える
トヨタ生産方式の象徴ともいえるものが「かんばん」である。そのため、「かんばん方式」などともいわれている。かんばんを使って生産の流れを作り出すからだ。

では、かんばんとは何か?
それは、第一に「後工程が前工程に引き取りにいく」ということである。そのため、最初は「スーパーマーケット方式」とも呼ばれていた。

従来からの工場は、工程順に生産していく。前工程が作ったものを後工程に持っていく。それを後工程は加工し、さらに後工程へと回す。そういうリレーで成り立っていた。

しかし、これはきわめて効率が悪い。なぜなら、前工程が後工程の都合を考えずに作ってしまうからである。そうして、つかえたり、必要なときになかったり。最大の問題は、「作りすぎ」を防げないことだ。

これを解消し、「必要なものが、必要なときに、必要なだけ届く」という状況を、大野耐一は作ろうと思った。それで、加工する部品に「かんばん」を取りつけた。

ここから先は有料になります

ニコニコポイントで購入する

チャンネルに入会して購読する

  • この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

ハックルベリーに会いに行く

ハックルベリーに会いに行く

月額
¥880  (税込)
このチャンネルの詳細