ハックルベリーに会いに行く

マンガの80年代から90年代までを概観する:その49(1,747字)

2022/04/07 06:00 投稿

  • タグ:
  • マンガの80年代から90年代までを概観する
赤塚不二夫という人は、調べれば調べるほど面白い。
赤塚不二夫は、タモリに大きな影響を与えた。これは多くの人が知るところだ。と同時に、松本人志にも大きな影響を与えている。これは意外と知られていない。

松本人志は、年代が異なるので、活躍していた時期の赤塚不二夫と直接会ったわけではない。しかし彼は、子供の頃に読者として赤塚不二夫の大ファンだった。赤塚世代(バカボン世代)のど真ん中だった。その意味で、甚大な影響を受けた。松本人志は、そのことを何度となく広言している。

その通り、松本人志のお笑いにはどことなく『天才バカボン』の影響が見て取れる。特に、コントにその影響が色濃い。

では、その影響とはどんなものか?
それは、「丁寧で日常的な設定と、そこで巻き起こる乱暴で非現実的な展開とのアンバランスさ」だ。一つの設定を丁寧に構築しながら、それを意図的にナンセンスな方向へと破壊していくジャズ的な構成の面白さ

ここから先は有料になります

ニコニコポイントで購入する

チャンネルに入会して購読する

  • この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

ハックルベリーに会いに行く

ハックルベリーに会いに行く

月額
¥880  (税込)
このチャンネルの詳細