今回から、あまり知られていない「世界の裏ルール」を紹介していきたい。
「人は平等ではない」
多くの人が、表面的には「人間は平等であるべき」と思っている。が、実はほとんどの人が、無意識ではそう思っていない。
例えば、「誰でも東大に入れるべき」というと、多くの人が「それは違う」と言い出す。「違うと言う理由」はさまざまだが、本質的には、そこでの不平等を容認している。それどころか、推奨さえしている。
また、こんなふうに言う人もいる。
「誰でも東大に入れるべきにしようとは言わないが、誰でも大学には入れるようにするべき」
要は、「完全な平等は無理だが、ある程度は撤廃していこう」ということだ。
そんなふうに、人は差別を完全になくそうとはしていない。しかし、完全に認めているわけでもない。大部分を否定される。
つまり、要はバランスの問題なのだ。差別は、社会運営とのバランスの中で、ある程度認められ
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