マンガの80年代から90年代までを概観する:その36(1,737字)
マンガは、作者が自身の頭の奥底に眠るとんでもないものに乗っ取られながら描く――と名作になる。では、どうすれば乗っ取ってもらえるのか?
方法はいくつかある。ざっと分類すると7つあった。もしかしたらもっとあるかも知れないが、とりあえず以下の7つを見ていく。
1.若いときに考えたものを描く
2.自分をとことん追い込んで描く
3.借り物のキャラを探る
4.身近な子供を観察し、その子供のために描く
5.執筆を終わらせない
6.長期の休みを取って自分の内面に潜っていく
7.規則正しい生活と運動をする
1.若いときに考えたものは、とんでもないものに乗っ取られ「がち」だ。いうならば「厨二病をこじらせた」ようなものだが、これが意外に良い。名作に化ける可能性が高いのだ。
『ONE PIECE』や『寄生獣』、『ベルセルク』など、作者が少年の頃に考えたマンガが名作に化けた例は、枚挙にいとまがない。
2.自分をとこ
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