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ぼくは誰を殺してきたのか?(2,427字)

2021/08/06 06:00 投稿

コメント:2

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ぼくは子供の頃(11歳頃)にタイに暮らしていた。

その頃(1980年頃)のタイは貧乏で、日本の属国のような感じで、貧困層の子供たちは阻害され、ストリートチルドレンが多かった。

ぼくは親父が運転する青ナンバー(国連職員だった)のトヨタマーク2に乗って、窓の外のストリートチルドレンをよく見ていた。
青ナンバーのマーク2には外交官特権があって、検問はどこもノーチェックでスルーだった。そんなとき親父は「国連職員はこれがあるんだよ」と照れながらも嬉しそうだった。ぼくは、子供心にも「この車は上級国民(特権階級)そのものだ」と思った。

その青ナンバーの車は、バンコクの街中を走っていると交差点でストリートチルドレンが群がってきた。チルドレンは、女の子は花を売っていたし、男の子は窓拭きをしていた。そうしてお金を恵んでもらおうとするのだ。

親父はときどき情け心を出して、哀れそうな子供の花を買ってあげたりしてい

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コメント

とてもおもしろいです。

No.1 39ヶ月前
岩崎夏海 岩崎夏海
(著者)

>>1
ありがとうございます!

No.2 39ヶ月前
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