近代に入るまでにも男女不平等はあったがそれほどでもなかった。女性にもする仕事はあったからだ。しかし近代に入って機械化が進むと、男性の優位性が一気に進んだ。なぜなら、男性の方が機械の扱いに向いていたからだ。
どう向いていたかというと、男性は長時間働いてもぶっ壊れなかった。しかし女性は長時間働くとぶっ壊れた。最初は、女性を工場で働かせることも試みてみた。しかし総じて上手くいかなかった。「女工哀史」などという言葉が生まれたように、女性は工場勤務に全く不向きだったからだ。身体がすぐにぶっ壊れてしまうのだ。そうして使い物にならなくなる。
近代化における機械工業は、人間の経済と生活の水準を一気に押し上げた。それで、その立役者である男性が一気に重宝されるようになったのだ。男性は長時間労働が得意で、しかも単一労働を黙々とすることにも向いていた。
一方、女性は細々としたことを短時間ずつするのに向いていた。ず
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