『Hungry?』のCMには、哲学的思考に導くための3つの要素がある。
1つは「題材」。
2つは「視点」。
3つは「構成(内容)」。
このうち、題材は「原始人を扱うこと」が、視点は「俯瞰であること」が、見る人を哲学的思考に導くと説明してきた。そこで今回は、3の「構成」について見ていきたい。
その前に、2の「視点」についておさらいをしておきたい。
そもそも「俯瞰で見る」ということは、ものごとを客観的に見られるので、人を安心に導く。そして安心が得られると、人は余裕を持てるため、なおさら哲学的思考を抱きやすい。人間は、余裕がないとなかなか哲学的に考えられないのだ。
そこで、俯瞰視点で余裕を持たせ、哲学的思考ができるよう準備を整えてやるのだが、そこで見せる映像の内容は、安心とは真逆の「不穏」なものの方がいい。なぜなら、その方が哲学的な思考を抱きやすいからだ。
ここで、試しに考えてみてほしい。
一方
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