情報リテラシーはどうやったら身につくのか?:その23(1,865字)
ものごとを俯瞰で見ることには、二つの心理的効果がある。
一つは、ものごとを「客観視」できること。もう一つは、「『ものごとを客観視できた』という実感を得て、そこから高揚感を得られること」だ。
人は、ものごとを俯瞰できると高揚する。おそらく、その瞬間に脳内には麻薬物質が出ていて、実際的な快感に酔いしれてもいるだろう。人は、俯瞰でものを見ると気持ち良くなるのだ。
だから、高い塔やビルの展望台は客足が途絶えない。タワーマンションの高層階は人気だ。権力を握った戦国武将は、その報償として高層の城を建て、てっぺんから城下町を見下ろした。
それもこれも、高いところに登ると実際的に気持ちいいからだ。登山も全く同じである。人が山に登るのは、「そこに山があるから」ではない。高いところに登ると、脳内麻薬が出て気持ちいいという実際的な理由があるのだ。
なぜ脳内麻薬が出るかといえば、それは「頭脳が明晰になった」という
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コメント
コメントを書く(ID:12768952)
なんでシンエヴァの空撮エンドはあんなに印象に残るんだろう
(著者)
>>1
庵野秀明監督が印象に残ったエンディングを模倣しているからでしょうね。元ネタが何かはぼくも分かりませんが、あることはまず間違いないと思います。