「クライシスマネジメントの本質」という本はぜひ読んだ方がいい(1,718字)
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みなさんは「大川小学校」を知っているだろうか?
名前は聞いたことがあるかも知れない。東日本大震災で多くの子供や教職員が津波に飲み込まれた、悲劇の舞台として。
ただ、その裏に何があったか――ということについては、ご存じないのではなかろうか。実は、ぼくもほとんど知らなかった。それは、単に津波のもたらした大きな犠牲の一つかと思っていた。
ところが、そうではなかった。これは人災だった。大川小学校の子供や教職員たちは、死んだのではなく殺されたのだ。それも、誤ったマネジメントによって殺された。ぼくは、そのことをつい最近知ったのである。
知ったきっかけは、西條剛央さんの書いた『クライシスマネジメントの本質」という本を読んだからである。
西條さんはドラッカー学会の会員で、学会の会合を通して知り合った。その西條
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