「正解はない」という考え方は、基本的に「思考力のなさ」から生まれる。だから、思考力を身につければ、自然と「正解はある」という考え方を持てるようになるだろう。
それゆえ、「思考力を持つ」ことこそだいじになってくる。あるいは、思考力を鍛える必要というものが出てくる。
では、思考力はどうすれば持てるか? どうすれば鍛えられるか?
一番は、「哲学に親しむ」ということだ。哲学について深く考えることである。いうなれば、我流でもいいから「哲学家になる」ということだ。
では、どうすれば哲学家になれるのか?
それは、「疑問をだいじにする」ということだ。そして、「疑問を持つことのセンスを磨く」ということである。これらを総称して、「『問う人』になる」ということだ。
では、「問う人」とは何か?
それは、「何でも問いにする人」ということだ。常に「なぜそうなのか?」ということを問い、それについて深く考える、ということ
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