情報リテラシーとは、ほとんど「審美眼」のことといっていい。なぜなら、正しい情報は必ず一定の美しさを備えているからだ。そのため、それを見極められれば、情報についての正誤の判断は簡単につくようになる。

では、美しさとは何か?
その究極の答えは「バランス」となるのだが、では具体的にどんなバランスがいいかというと、数字的には「3:7」である。

このとき、重要なもの――プライオリティの高い方が少ない方(つまり3)であると良い。なぜかというと、10を3:7で割ったときに、まず目が行くのは実は少ない3の方だからだ。そのため、3により重要なものを配置すれば、バランスがさらに良くなるのである。

ところで、ではなぜ3:7の割合が美しいのだろうか? その理由はどこにあるのか?
まず考えられるのは、「動きがある」ということだ。「これから変化が起きるだろう」という予感を、見る者に抱かせる。

人は、「変化」と「停滞」