Netflixで『アメリカン・マーダー』というドキュメンタリー映画を見て、少なからず衝撃を受けたので、今日はそのことについて書きたい。
ぼくは、このドキュメンタリー映画を何の予備知識もなしに見始めたのだが、しかしこの作品自体は、そういう視聴者向けの作りになっていない。
この作品は、アメリカで起こったとても有名な殺人事件を題材にしている。それは、アメリカ人なら誰もが当たり前のように知っているレベルだ。日本でいえば、種類は違うが「池袋暴走母子死亡事故」くらいに有名だろう。
そして、基本的にこの作品はアメリカ人向けに作っている。だから当然、監督は「誰が犯人か分かっている人」を視聴者として想定している。そのため、「ネタバレ」ということを想定していない。誰が犯人か分かっても問題ない。
それにもかかわらず、この映画の中ではなかなか犯人がネタバレしない。それは、
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