戦争とは何か?(1,703字)
- 登録タグはありません
ゲームとは「戦争のシミュレーション」であるという話の続きを書く。
まず、戦争について考える。
戦争とは何か?
それは、答えを誤っている人があまりにも多い問いである。なぜかというと、戦争のあり方は時代と共に大きく変化してきたので、我々は今、古代の戦争をほとんどイメージできなくなっているからだ。
例えば、江戸時代の日本には260年間戦争がなかった。そのため、戦争というと「合戦」というイメージが、人々の脳裏には長らく定着していた。
合戦にもさまざまなスタイルがあるが、基本は開けた平野で両軍がぶつかり合い、槍で突き刺し合うことだ。当時、「市街戦」はほとんど行われなかった。
これはヨーロッパも同様で、19世紀まで市街戦はほとんどなかった。映画『バリー・リンドン』の舞台は18世紀だが、そこでも開けた荒野で両軍が鉄砲を手に行進し、合戦する様子が描かれている。
これが19世紀の終わり頃になると、蒸気機関の
この記事の続きを読む
ポイントで購入して読む
※ご購入後のキャンセルはできません。 支払い時期と提供時期はこちら
- ログインしてください
購入に関するご注意
- ニコニコの動作環境を満たした端末でご視聴ください。
- ニコニコチャンネル利用規約に同意の上ご購入ください。
コメント
コメントを書く